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第2回「よみがえる須恵器」が堺市・南図書館で開かれました。第1回はボランティアとして参加しましたが、この度、先の無形文化遺産となった和食文化の講演の際に「第2回よみがえる須恵器」の講演を知り聴きに行った。

小谷郷土館やハーベストの丘の名が後援者にあったので調べてみると里山陶芸工房がハーベストの丘で「陶芸体験」なる物を行っているようです。

中世古窯サミット」として現在の窯業(ようぎょう)地(備前,丹波,信楽,瀬戸,珠洲)から陶芸家、学芸員、研究会会長、ギャラリーオーナーの他、進行役で陶芸家の西念さんを交えトークショー形式ですすめられました。

 能登半島の先っちょ珠洲市から須恵器をルーツとする珠洲焼を持参された すえむら資料館から 須恵器(陶器)

各窯場からの展示物

講演の最後に後援者の御一人の「堺衆文化の会」から、つぼ市製茶本舗会長の谷本陽蔵さんが、締めの挨拶をされた。その後講演会に参加された皆さんは「すえむら資料館」へ移動して、須恵器の展示物の見学と説明を受けた。

講演会資料から

須恵器は須恵器窯付近にある「須恵(すえ)」の地名から命名された。陶邑(すえむら)窯跡群は泉北ニュータウンを中心に約10Km四方で約900基が確認されているそうです。

現在、焼き物の生産地と言えば有田,備前,・・・が有りますがこれらのルーツとなる須恵器(すえき)が泉北ニュータウン一帯で生産され各地に運びだされていとされている。

私も、あまり焼き物に詳しくないのですがこれを機にちょっと勉強?・・・・

焼き物は「土器と陶磁器」に分類されさらに陶磁器は「陶器と磁器」に分類されると

陶器と磁器は素地の原材料に違いがあり

陶器(土物)とは主に自然界に取れる粘土(地面を掘った時に出る粘土層)を原料とし土を焼いたもの

吸水性がある 光を通さない

磁器(石物)とは陶石と呼ばれる石の粉(ガラスの材料で使われる長石,けい石を多く含有する)に粘りを

与えるために粘土を混ぜて使用するもの吸水性がない 少し光を通す(例外もある) 強度は磁器の方が強い

焼成後の特徴

粘土を主原料とする陶器はたたくと鈍い音がしますが

石の粉を材料とする磁器は焼成後に半ガラス質となりたたくと高い澄んだ音がします。

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