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『堺野鳥の会』有志の・・・・環境保全活動の軌跡(抄録)
注: (文中太青文字・リンク注釈あり)
●取材者は
市井一介のじじいである小生、偶然のきっかけで『堺野鳥の会』を取材する機会を得た。
●『堺野鳥の会』もう一つの顔
取材する中で、この会が ”探鳥” の他に重い目的をもって組織されていることを知った。 ”環境保全活動”である。
せっかく知ってしまったので、今回はそちらを主に、レポートを掲載することとしたい。環境保全って、誰もが言うが行なうは難し。関係者は苦しい思いを重ねられたに違いない。
なお、清水代表には貴重な時間を割いていただきお話しを伺ったが、穏やかに紳士的で、控えめなお話ししか伺えなかった。 補完する意味で、図書館で閲覧できる会報を調べ、本質をつかむよう努力したが錯誤があるかもしれない。関係の向きには鷹揚にお許しをいただきたい。
●そもそものきっかけ
そもそも野鳥の会創設のきっかけは、鳥好きの女性方が数人、自然豊かな泉北の近場で探鳥しようよと、1981年8月「泉北野鳥の会」(当初は「泉北ニュータウン野鳥の会」と呼称)を創ったそうな。
●最初の行動
泉北野鳥の会、最初の環境保全行動だろうか。1981年11月「和田川遊水池埋立て中止要望書」を大阪府へ提出している。
●猛烈な活動
われら泉北の住人にとって身近な関心事であった「狭山池改修」、「鉢ケ峯ゴルフ場」、「フォレストガーデン」、「ハーベストの丘」、「鉢ケ峯地区東西道路建設」等の環境保全活動——-。
泉北野鳥の会の有志が頑張ってくれてたんか、と知って改めて感謝。 ”泉北よいとこ自然がいっぱい!”なんて気楽なことを言っていました、ごめんなさい。
津浪のごとく押し寄せる環境破壊の波に、泉北野鳥の会の有志は必死になって防戦したに違いない。 金や力があって闘ってるわけではない。 鳥を、鳥が棲める環境を、こよなく愛するが故かと思う。 ”ほっとけない!” ”ほっとけない!” との、正義感故かとも思う。いずれにしてもすごい馬力だ。
●『堺野鳥の会』設立
会員すべてが強力馬力の持ち主だとは思えない。 ばんばん活動されると気が重いと思う人もいるはずだ。 断層亀裂も生じよう。
1997年7月、積極派の有志は「泉北野鳥の会」から分派して、さらに環境志向を強めた『堺野鳥の会』を設立し独立した。
●分派後の活動
志を、高く、同じうする会員は、次々と環境保全のための社会的要請に取り組んでいった。 『堺野鳥の会』会報の「えなが」やブログ「こげら日誌」にその活動が報告されている。 そして、「鉢ケ峯の自然を守る会」などの自然保護団体の活動に積極的に参加するなかで、案件によって署名活動を行い、行政に陳情書や申入書を提出し意見を述べ、また、具体的な対案を提示して話し合ったりした。
これらの活動が、どれほど過酷で精力を消耗するか。やったことがなくても誰もが想像するに難くはない。 有志はそれを20年以上も続けてこられ、この先も頑張ると言っておられる。
●現下の課題
2007年7月、会創立10周年挨拶で、清水代表は次のステップへの課題を述べておられる。 ①「堺自然ふれあいの森」保全や ②大阪湾に臨む「共生の森」創設等に向けて歩み続けていく、と。 そして2009年は、「COP10」をも見据えた歩みを加速されることだろう。
2010年10月、名古屋で「生物多様性条約第10回締約国会議」(COP10)が開催される。 元米副大統領アル・ゴアさんの映画「不都合な真実」を観て、”本当に地球は危ないゾ”と思ったが、地球上の生物も今、大量絶滅の危機にさらされてるそうな。地球ができて6度目の大事件だそうだ。
「COP10」では、生物多様性の危機と人類がどう向き合うのか。 合言葉は ”地球のいのち、つないでいこう” だ。 子の代、孫の代、地球上の多様な生物が、これからもず~っと生き伸びられるように・・・。
●おわりに
今、僕が君が、皆んなができること、なすべきこと。 『堺野鳥の会』を取材して、改めて大いに心することと相成った。
堺市南部丘陵、堺で唯一最大の自然丘陵。 雑木林・ため池・小川、棚田やミカン畑、伝統的な里山景観が残っている泉北ニュータウン近くの自然。 このフィールドを散策し、探鳥する。 希少な動物や植物を観察する。 そして、自然を守るボランティアが育っていくそんな『堺野鳥の会』は、代表の清水さんのお人柄とともに一押しお勧めのグループだ。
<『堺野鳥の会』お問合せ先>・・・代表者:清水俊雄さん Tel & Fax 072-299-1779
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