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秋分の日に「堺自然ふれあいの森」で開催された「大人のための・自然観察会」に参加ました。当日に申し込みをしましたが受け付けてもらいました。

OSS・EPRグループの木下さんの案内で、森の館の周辺に生息している昆虫や草花を観察し、昆虫ではオス、メスの見分け方や鳴き声やキリギリスの仲間は足にトゲトゲがあるのは虫などを捕える為だそうです(肉食)。それに比べトゲの無い虫は草食などの違いを学習しました。

キリギリスは触覚が長い

三種類のエノコログサ

ツユクサは絵具の原料に使われていました

また周辺に生えている草花の名前を資料で確認したり、匂いを嗅いだり普段では気にも掛けない事を知る事が出来ました。森の館の側に生えているコナラの木を観察しながらコナラにも花が咲き,その花粉で花粉症を発する人がいる事を知りました気を付けたいですね。

この後園内の「里みち」から「尾根みち」沿って散策しながらタカノ爪の名前の由来や葉の付け根部分が青りんごの匂いがする事、冬には甘い匂いに変わる事などを教えてもらいました。

またこの時期には青い実を付けている「ソヨゴ」は冬になると赤く熟し野鳥の食糧になるとの事でした。ソヨゴの葉には特徴があり葉っぱの回りが波打っていて風に揺られるとコスレて音を出すとの話でした。

ソヨゴの葉っぱと青い実

またハートに似た葉の形をした「冬イチゴ」も冬には赤い実を付けるそうですが、余り美味しく無いとの事でした。

冬イチゴの葉

落ちていたシリブカカシの実とコナラの実の見分け方や,コナラの実は殻が柔らかく虫が実を食べ穴が良く空いているとの事でした。一方「シリブカカシ」の実は殻が固く虫は入り難く,昔は食糧にもなっていたそうです。

コナラの実

尾根みちで見つけた「ヤブムラサキ」はまだ、青い実でしたが冬にかけて紫色した実になるそうです。ムラサキシキブとの見分け方は葉っぱや木の表面が小さい「毛」で覆われていて手触りがビロードの感じがしました。

尾根みちから森の館へ帰る途中で「テンの糞」を見つけ糞から何を食べているのか学習しました。「木の実」を食料としていたようで固まった果実が消火されないまゝ糞として排出されていました。

 尾根みちで見つけた「テンの糞」

森の館に展示されている「テンのはく製」

二時間程の散策でしたが普段の生活では見る事や感じる事が出来ない体験が出来、まだまだ暑い日中でしたが楽しいひと時を過ごすことが出来ました。

 

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