●同窓会の翌日、数十年ぶりに鳥取市に立ち寄ってみました。鳥取駅前周辺はすっかり変わっていました。ここに来たなら、やはり「鳥取砂丘」に行かないわけにはゆかないと、バスで20分位の砂丘へ行きました。当時と変わらぬ雄大な砂丘が広がっていました。
●その後、久松山の麓で鳥取城址内にある「鳥取県立博物館」を訪ねてみました。“片山楊谷と島田元旦の特別展”が開催されていた。共に江戸時代後期に独自の画風をつくり、鳥取との深いつながりをもってきたという。「大和絵や狩野派とは異なる新奇な画風で、因幡画檀の形成に寄与した」とのこと。(写真:鳥取県立博物館)
●常設展示では、地学生物、歴史民俗、美術の各展示室があります。特に歴史民俗展示室では、縄文~弥生時代の遺跡の出土品が数多く展示されていました。「青谷上寺地(あおやかみじち)遺跡」(青谷町)は弥生時代前半~古墳時代に「交易拠点の港湾集落」として栄えていたという。木製容器、海外からの鉄器、殺傷痕人骨、弥生人の脳など出土したとのこと。「妻木晩田(むきばんだ)遺跡」(淀江町、大仙町)は弥生時代後半(1~3世紀)の大規模な集落跡が発掘されたという。いつかはこれらの遺跡現地を訪れてみたいと思う。(写真:仁風閣 )