ドキュメンタリー・シアター

27日(土)、ウエスティ(堺市西区鳳東町)で「堺市自殺対策フォーラム2011」がありました。会場は500名を越える人で満員でした。竹山修身市長は「堺市も自殺に歯止めをかける為、隣の人を思いやる社会、おせっかいな堺、いのちと暮らしを守るまちづくりをしてゆく・・」旨のあいさつがありました。                      そして、劇団ワンツーワークスによる「誰も見たことのない場所」という、日本初の「ドキュメンタリー・シアター」が始まりました。

ウエスティ(堺市立西文化会館)

ドキュメンタリー・シアター」はロンドンなどで生まれた手法からきているという。「自殺」をテーマに、自殺を試みた経験を持つ「サバイバー」、身近な人を失った「遺された者」、自殺に「振り回される者」、そして自殺対策に乗り出す「立ち上がる者」・・・等が登場します。それは劇団の人達が実際に、それぞれの方からの生の声を取材し、それを構成して演じられてゆきます。

公演パンフ(表面)

エピローグで、妹が「・・もう兄のこと問い詰めない。生きている時の兄を思いだせば、いつでも会えるから・・・」という言葉に、遺された者の心の整理がようやくやってきたのだと思いました。

公演パンフ(裏面)

コメント / トラックバック2件

  1. cbt より:

    nomi19さんへ
    テーマがテーマだけに考えされられますね。
    元職場の方が通勤途中で・・・・
    なかなか人の心の中には、入れないのが実情。
    難しいです。

  2. nomi19 より:

    cbt さん、コメントありがとうございます。
    本当に難しい問題だと思います。去年の自殺者31,690名で13年連続とのこと。「仕事・解雇・病気・失恋・いじめ・・等心理的に追い込まれた末の死」といわれています。
    劇の中で、電車の運転手役がその場の状況を話しました。
    とても言葉で言われることが出来ないほどでした。
    堺市では「自殺対策のページ」をHPに載せたり、相談窓口や資料配布をしています。
    これらの機関での相談を勧めたいと思います。

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