●初冬の高野山・参拝道の中で、杉の巨樹が林立する一角でにぎやかな場所があった。中の橋バス停からの観光客も合流する、御廟橋付近である。橋を渡れば大師信仰の中心聖域となっている。
●壇上伽藍の中に、ひっそりと佇んでいる「不動堂」も印象に残っている。1198年鳥羽上皇皇女・八条院により行勝上人が建立した一心院の本堂を移築したとのこと。桧皮葺屋根の寝殿造りで、平安貴族の住宅風建築。国宝となっている。
●高野山駅舎(標高867m)は昔の姿のままであった。当時は2階に売店・食堂などもあった様に記憶しているが、今は広いフリースペースになっていた。極楽橋のホームには「天空」列車が入っていた。展望車が人気を呼んでいるという。高野の山々、深い渓谷、山間の集落などの景色を楽しむことができる。
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