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ブログ講座課題:グループ取材☆☆”豊田菜園くらぶ”訪問記

火曜日, 1月 27th, 2009

訪問先:生きがいワーカーズ豊田菜園くらぶ」

訪問日時:平成21年1月6日

参加者:青木、岩崎、中澤、安田

 泉北2号線沿いの「極楽湯」の南側に貸農園がある。その一部、約70坪の畑が、生きがいワーカーズ「豊田菜園くらぶ」発祥の地である。

 花や野菜作りの好きな、竹城台に住む、樹下真典さん(75歳)が、同じ趣味を持つ近所の仲間数人と、停年後、この土地を借りて野菜作りを始めた。そして収穫物を近所や知り合いの人々に食べてもらったところ、無農薬の安全で、堆肥、牛糞、鶏糞、わら、ヌカ、などを使った機肥料栽培のおいしい野菜が評判を呼んだ。参加した仲間もこれに気をよくして、毎年続けるようになり、この仕事に生きがいを感じるようになった。

 

   案内して下さった豊田菜園くらぶの皆さん           豊田の菜園で元気に育っている野菜たち

   

       真っ白で美しいカリフラワー                  みっしりと身のつまったブロッコリー   

 ちょうどその時、樹下さんは、堺市が「生きがいワーカーズ活動支援事業」を実施していることを知り、これを利用してこの活動を事業化することにした。豊田の菜園では狭いので、他の土地を探していたところ、近くの檜尾の荒地を貸してくれる人を見つけた。メンバーは、設立の条件である60歳以上の20名を含め、25名の仲間が荒地の開墾を始めた。笹の根がはびこった土地を耕し、雑草を取り、有機肥料を入れて250坪の立派な菜園に変身させた。この檜尾の”共同圃場”では、現在ジャガイモ、ぼちゃ、さつまいも、の3種類の作物を育てている。

 豊田の菜園では、春は玉ねぎ、ジャガイモ、キヌサヤなど、夏は西瓜、なす、きゅうり、トマトなど、秋はきゃべつ、かぶら、水菜などが収穫できるようになった。収穫した野菜は自家用にする以外は、”みどりのつどい””とれとれ市””光明池まつり””じばしんの特産品フェア”などに出品し販売している。また一般向けとしては、「NPO法人-すまいるセンター」の販売コーナーで随時販売し、消費者に喜ばれている。

   

   ”じばしん”の特産品コーナーを訪問した橋本知事             自慢の有機野菜

  今、この豊田菜園くらぶは事業を大きく3つに分けて推進しようとしている。

  ① 菜園事業:無農薬、低農薬でおいしくて安全な野菜の栽培

  ② 肥料事業:EM(有用微生物)を活用した肥料の製造や牛糞、堆肥を仕入れて販売

  ③ 緑化事業:野菜の苗、花の苗を販売し、緑化事業に協力

 樹下会長は上記3つの事業で、泉北ニュータウンを中心に美味しく、安全な野菜の提供を目指したい。また堺が花いっぱい、緑いっぱいの街になれるように少しでも役立ちたい。そして、この活動を通して、緑にふれる方、土にふれる方が増えて、一人でも多くの方が「生きがい」を見つけて下さるよう願っています、と今後の抱負を話されていました。

   

        葉先まで美味しいネギ                     ジューシーな大根

 

           先輩による指導                      豆を育成する支柱

  

        野菜も雑草も元気                     水やりは井戸水をジョウロでまく

                             愛情いっぱいに育てています