2回目宿題 1-5 宇陀市の友人を訪ねて

佛隆寺は宇陀市の東部にあり旧内牧村だと思ふ。佛隆寺で約一時間余り彼岸花の写真を撮ったり付近を散策した後、この宇陀に住まいする56年来の友人を思い出して電話をしてみた。そのYさんは何か物憂げでどうも元気が無く是非「合いたい」とのことで、佛隆寺から約5分のところにある旧自明村付近の蕎麦どころ「」でそばを食した後訪問することにした。

「」で蕎麦を注文すると「20分お待ちいただくと手打ち中の蕎麦が出来上がります、少しお待ちください」とのことで座敷に上がり、冷茶を啜りながら待つこと20分、「10割り蕎麦」なるものが配膳されてきた、量は少なめだが最近はあまりお目にかかれない「蕎麦の香りと歯切れの良い美味なる蕎麦」と濃厚な蕎麦湯を堪能したが価格は800円であった。

久しぶりに会うYさんは、以前は精力的な方だったがすっかり痩せて、老けて随分変わっていた。それには先ず、Y夫人が先ず「乳癌を患い」続いて2年半前にご自身が「前立腺癌ステージⅡ」だが手術せずに治療していた。半年前に保健所の高齢者検診でマーカーが高数値を示していたので再受診「膀胱癌25mm」を発見、9月14日入院し16日内視鏡による手術をしたが、経過観察中で7週間入院加療が必要だとのことだが、病院は近くでもあり今日は外出で帰宅していた。との話で始めは元気が無かったが話しているうちに元気がでてきたようである。「病気とは気の病」とも云うように私達、高齢者はお互いに気を強く持ちつことと孤独にならないことだとうなずき合って、「秋になればこの近くの室生寺とすすきの名所曽爾高原に写真を撮りに来るときに又寄る」と言ってYさんと別れ、天理の友人にアラスカ土産を届ける為に向った。

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