諏訪大社御柱祭ー下社里曳きーに行ってきました

長野県には寅年と申年に行なわれる諏訪大社御柱祭があり、今年は申年なので開催年であった。諏訪大社には上社と下社があり、上社には本宮と前宮、下社には春宮と秋宮がある。場所も建物も異なる四つのお社がある。すなわち諏訪大社上社本宮(諏訪市中洲宮山)、諏訪大社上社前宮(茅野市宮川)、諏訪大社下社春宮(下諏訪町193)、諏訪大社下社秋宮(下諏訪町5828)である。祭りとしては山奥で切り出された樅の大木(直径1m余、長さ15~6m)を各神社まで運び、お社を建て替える代わりに本殿の4隅にその大木を建てる祭りである。祭りには「山出し」と「里曳き」とがある。山出しのハイライトは上社では木落しや川越えがあり、下社では約100mの斜面を豪快に滑り落とす木落しがある。ここで約1カ月間仮置き場においておく。それから約1カ月後に里曳き祭があり仮置き場から所定の神社まで曳行し本殿の四隅に立てる。下社の里曳きが5月14,15,16日にあったので行ってきた 4~5回前の御柱祭で下社の木落しがTVで放映されてから、全国的に有名になったような気がする。大木に150m程の大綱2本に引き子が各大綱の両側から群がる。さぞ命知らずの若者達がやっているのだろうと思っていたが、祭りの行って中に入って縄を引っ張っているとなんと老いも若きも、男も女も大勢の人達がひっぱっている。また騎馬行列やおどり隊、太鼓隊などが色んなグループが思い思いに沿道各所で盛り上げている。国道は通行止め、で車道も歩道も人、人、人で埋まる。沿道の家では親類や、企業の接待、などの宿に早代わりしてご馳走、お酒、そして前を通る御柱を家の中から眺めるなどする。曳き子は休憩のときなどその場でリュックを下ろし、ビール、お茶、お弁当など思い思いに。感心したのはあれだけ大勢の人が出ているのに事故などほとんどなかった。警察、消防団、地域の組織などしっかり出来ているものと思われる。 以下になんまいかの写真で祭りの雰囲気を示します。

騎馬行列到着(下社秋宮)

下諏訪町招待席前

長持ちと称する伝統イベント

特設席(地元では宿という、ここで飲食しながら行列を見る)

老いも若きも②

秋宮一番建て御柱完了

祭りの翌日(5月17日)早朝の秋宮一番の御柱

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