●前回に引き続き、司馬遼太郎記念館の周辺の風景について触れてみたいと思います。近鉄・奈良線「河内小阪駅」の南側に商店街があります。この近くに、司馬遼太郎の行きつけの喫茶店があると聞いたことがありました。通りに面して、古風な喫茶店「みふく」という店が目に付きました。
●店に入るとかなり広さがあり、数組の人達がいます。中ほどの席に座り、モーニング・コーヒーを注文する。この店が、司馬先生が生前よく来たお店ですか?と聞いてみました。店の女性は、にっこりとうなずいて、「奥さんと一緒によく来られました」と話してくれました。 このような落ち着いたシックな店で、どんなことを想い巡らしたのであろうか。作家活動の合間にコーヒーをすすりながら、構想を練ったかもしれない。
●商店街を抜け、南東に進むと「小坂神社」があります。案内板によると、元禄年間に下小阪の原野が開拓され、集落が出来たとのこと。神社は吉野の水分大神を祀っているという。庶民の町にふさわしい、飾り気のない神社や気さくな河内の町並みをぶらぶら歩き進むと、近くに記念館の森が見えてきた。 (追記)記念館の販売コーナーの多くの書物の中で「街道をゆく27、因幡・伯耆のみち、檮原街道」を購入した。どんな世界が描かれているのだろう・・・。
こんにちは!
司馬遼太郎先生の自宅をそのまま記念館にされたと聞きました。
こういう所で落ち着いて文豪の世界に浸るのもいいでしょうね。
機会があれば行ってみたいと思います。
NHKの大河ドラマをきっかけに、「竜馬がゆく」を少しずつ読み返していますが、すぐ眠りの世界です。
lucky さん、コメントありがとうございます。
是非、行ってみてください。記念館の書棚の空間は司馬遼太郎の頭脳のようであり、様々な歴史資料・書物・著作物等の膨大な量に圧倒されました。
「二十一世紀に生きる君たちへ」という一文が壁に掲げられています。小学生6年生の教科書に書いた文章です。亡くなる7年前に書かれたとのことですが、若い人達に託した人間の生き方を指し示したものとなっています。
あ~また長い説明してしまいました。すみません。~~
記念館の木々・草花を見るだけでも心やすまります。~