●泉北高速鉄道・泉ヶ丘駅より歩10分位の所に高倉寺があります。深い森に囲まれて金堂、大日堂、宝積院などが配置されています。案内書によれば、行基の創建と言われ、天平年間(730)には七堂伽藍の造営と49ヵ寺の子院を持つ大寺院であったという。しかし、応仁の乱・永正の大地震(1510)・信長の焼き討ち等により、ことごとく失ってしまう。その後金堂を再建(天正15年)、明治の廃仏棄釈令により廃寺・上地のあと、現在の伽藍と山内になったとのこと。
●金堂の背後には、濃い緑の森「堺指定保存樹林」(0.55ha)が繁っています。コジイ・ヤマモモ・アラカシ・ヒノキ等で形成されています。静寂した境内では、小鳥のさえずりと木々の煌めきが心地よく感じられました。 (左写真:金堂、 右写真:ヒノキ・コジイ他)