‘保存樹木’ カテゴリーのアーカイブ

陶器川の風景

2012年8月14日 火曜日

●先日、兒山住宅(8月5日記事参照)へ行くとき、陶器川沿いを散策した。ベルランド病院南側の「東中学校前」バス停下車、陶器川左岸の堤防を上流に向け歩く。しばらくすると、緑豊かな田園地域に出てきた。

陶器川(辻之)より金剛山遠望

●更に進むと、土山(どやま)周辺の散策コース案内板が設置されていた。それによると、川沿いの河畔林にはクスノキの大木をはじめとする樹林があり、野鳥や昆虫など多くの生き物が生息しているという。幸運にも陶器川の堤防に「アオサギ」が羽を休めているのを見ることが出来た。

悠然と“アオサギ”

●屋敷林には、兒山住宅本家のウバメガシの大木や近くの中嶌邸のクロガネモチの古樹も見ることが出来ます。また、陶器川周辺は「陶器・陶器南遺跡」があります。6~8世紀前半、須恵器の一大生産地高倉・陶器山地区から石津川河口へ搬出される拠点であったという。陶荒田神社(カテゴリ:神社参照)や陶器城跡も近くに位置します。

中嶌邸のクロガネモチ(中央)

兒山住宅と収穫祭

2012年8月5日 日曜日

●8月4日(土)、登録文化財・兒山住宅(堺市中区陶器北)にて「なにわの伝統野菜と音楽のハーモニー」の催しがありました。まず最初に、韓国の伝統芸能をしているパクウォン氏らのグループによる「収穫を祝う舞い」が、「楠の木」(堺市指定保存樹木)の大樹の下で行われた。

韓国の伝統芸能・収穫祭

●また、兒山住宅の広い母屋のなかで、韓国の伝統芸能が披露されました。チョウヘミさんの舞踊、パクウォン氏の打楽器の演奏やグループによる篠笛、和太鼓の演奏もありました。いずれも迫力あるものでした。

兒山住宅・母屋

●住宅に隣接する“楽畑”では、「なにわ伝統野菜」が栽培されています。毛馬きゅうり、吹田くわい、玉造しろうり、鳥飼なす(加茂なすの原種)・・等々のめずらしい野菜であった。また「ナヤ・ミュージアム」では、長屋門、納屋、蔵・・等が兒山家の歴史と農機具、生活用具・・を展示する博物館となっていた。

長屋門