NHKで竜馬伝が放送されていますが、大阪の人からこの頃ちょっとした話題のとこですよと言って、土佐稲荷神社を教えられた。そこで記録的暑さの中18日に行ってきました。場所は地下鉄西長堀駅 西側100m。大阪市立中央図書館のすぐ隣りです。 この辺りは土佐藩邸があったところで、その中にお稲荷様があった。土佐藩の借金を肩代わりした岩崎はその後払い下げてもらい商売をしていたが、一帯を処分して東京へ移った。しかし土佐稲荷だけはそのままにした。現在は三菱の創設者が創業時に大事にした神社であるということからか、三菱グループも大切にしているようでした。(神社のしるし=三菱、玉垣の社名など)。
慶応四年に堺で起こったフランス兵と土佐藩士とのいざこざで、フランス兵殺害する事件が起こった。その責任を取らされる形で土佐藩士が切腹することになるが、誰が切腹するかを決めるくじ引きがこの神社境内で行われたらしい。その後堺の妙国寺へ送られそこで十一人が切腹した。 堺の妙国寺には今も切腹した藩士たちの遺品が保管されています。またその北側の宝珠院には切腹した土佐藩士十一名の墓があります(堺事件)。 現在は旧藩屋敷内か外かわかりませんが、付近は図書館、区民センター、高等学校などがあります。
三菱グループの社名入り玉垣(背の高いところが三菱の主立った社名入り)
旧岩崎邸であったことを示す説明と石碑