“西高野街道”を行く(1)

4月5日(火)、「西高野街道」を歩いてみました。南海高野線・中百舌鳥駅前~府立大学~十二里石~十一里石~おわり坂(大阪狭山市今熊)までの約7.5kmの距離です。             中百舌鳥駅南側から閑静な住宅街を抜ける道路には、“西高野街道(歴史のみち)”と掘り込まれた石柱が所々に立てられています。白鷺公園を過ぎて関茶屋に入ると、「十二里石」と地蔵堂が風雨に耐えているかのように、ひっそりと佇んでいました。

十二里石と地蔵堂

街道を南東に進めて行きます。国道310号線との交差点を渡り、福田地区をしばらく歩くと「常夜燈」のある塀に囲まれた屋敷が見えてきました。壁には「やまつ辻田」の看板がさりげなく掲げられています。もしかして「西高野街道観光キャンペーン協議会」の小冊子に載っていたお店では?

常夜燈と「やまつ辻田」

事務所にて辻田社長から「唐辛子」のことをお聞きしました。社長は東京での出店のパンフを説明してくれました。創業明治35年(1902年)であること。この福田一帯は「鷹の爪」の一大産地で、その実で赤く染まったように見えたという。そして今は奈良や和歌山・京都・香川・・などで「鷹の爪」純粋種を栽培し、引き取っているとのこと。「唐辛子のほとんどが外国産となる中で」、どこまでも伝統を守り伝えてゆく信念を伺うことが出来ました。          またお茶の接待を受け、ありがとうございました。

「さかいIPC」(vol.17)の記事

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