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堺の街めぐり

2012年10月28日 日曜日

●先日、我が地域の健老会による堺旧市街地を巡るツァーに参加した。あいにく朝から雨であった。堺市博物館を見た後、堺臨海工業地区の「堺太陽光発電所」へ向かう。関西電力と堺市が共同で実施。発電電力量1,100万kwh/年といわれ、一般家庭約3,000世帯の年間使用量に相当する(日本最大規模)とのこと。敷地21万㎡、どこまでも続くパネルが雨に霞んでいた。堺太陽光発電所リアルタイム情報でライブ中継しています。

メガソーラー発電所(車窓から)

●昼食はシティホテル青雲荘にて穴子料理の「秤目(はかりめ)料理」を頂く。穴子が竿秤に似ていることから秤目と呼ばれているとのこと。大阪湾で獲れた旬の味(穴子の造り、穴子肝時雨煮、穴子押寿司・・)を堪能した。

秤目御膳

●午後には南宗寺~妙国寺を巡り、榎並刃物製作所(堺区九間町西)に着いた。小さな町工場ではあるが、「打刃物づくり」の伝統を引き継いでいる。鉄に鋼を合わせて炉の中に入れ、高温に熱してから打ってゆく。何回か打つと、刃物のハガネがはっきりと鍛えあがっていた。榎並さんの「堺打刃物」づくりの心意気が伝わってきた。

打刃物づくり(榎並さん)

“西高野街道”を行く(1)

2011年4月6日 水曜日

4月5日(火)、「西高野街道」を歩いてみました。南海高野線・中百舌鳥駅前~府立大学~十二里石~十一里石~おわり坂(大阪狭山市今熊)までの約7.5kmの距離です。             中百舌鳥駅南側から閑静な住宅街を抜ける道路には、“西高野街道(歴史のみち)”と掘り込まれた石柱が所々に立てられています。白鷺公園を過ぎて関茶屋に入ると、「十二里石」と地蔵堂が風雨に耐えているかのように、ひっそりと佇んでいました。

十二里石と地蔵堂

街道を南東に進めて行きます。国道310号線との交差点を渡り、福田地区をしばらく歩くと「常夜燈」のある塀に囲まれた屋敷が見えてきました。壁には「やまつ辻田」の看板がさりげなく掲げられています。もしかして「西高野街道観光キャンペーン協議会」の小冊子に載っていたお店では?

常夜燈と「やまつ辻田」

事務所にて辻田社長から「唐辛子」のことをお聞きしました。社長は東京での出店のパンフを説明してくれました。創業明治35年(1902年)であること。この福田一帯は「鷹の爪」の一大産地で、その実で赤く染まったように見えたという。そして今は奈良や和歌山・京都・香川・・などで「鷹の爪」純粋種を栽培し、引き取っているとのこと。「唐辛子のほとんどが外国産となる中で」、どこまでも伝統を守り伝えてゆく信念を伺うことが出来ました。          またお茶の接待を受け、ありがとうございました。

「さかいIPC」(vol.17)の記事