●片蔵地区を抜け、農道を上がりきると上神谷小学校近くに出ました。田園が広がっています。(参照:4月24日、10月7日記事)
その田園を下った泉田中地区に、西方寺と池田邸があります。西方寺にはイヌマキ、池田邸ではクロガネモチが、それぞれの樹木の特徴を持っていました。(参照:7月25日記事) 西方寺ではイヌマキの実が地面にたくさん落ちていました。赤紫と緑色の2つの小さな実がくっついた実でした。野杁氏は「2つの内どちらが本当の実でしょうか?」と問いかけました。正解は緑色の方でした。
●泉田中から丘陵地の田園地域の道を歩きます。遠くには金剛山・岩湧山などの山々が見渡されます。気持ちよいウォーキングを楽しみながら、終点の鉢が峯にある法道寺に着きました。 重厚な山門をくぐると正面に金堂、左に食堂(じきどう・鎌倉時代)・多宝塔(室町時代)など堂宇をなしています。食堂と多宝塔は国の重要文化財に指定されているとのこと。 境内の一角に保存樹木のイヌマキがありました。また指定をうけてないが、サルスベリの木があります。室町時代の頃の絵図にも描かれているサルスベリの木をうかがわせる古木であるという。 境内の景色を見終えるとき、もう正午前になっていました。