‘寺院’ カテゴリーのアーカイブ

比叡山と講話

2013年5月25日 土曜日

●先日、地域の人たちと、滋賀県の比叡山へ行く。数10年振りである。深い緑と杉木立の中に、延暦寺の堂宇が配置されている。

根本中堂

●講演は「一隅を照らす」と題して、赤松光伸氏(延暦寺一山金台院住職)の話が始まった。氏は最近の世情や憲法を変える動きなどを取り上げながら、「間を持つことが大事だ」という。「物事をありのままにみる」こと、「自分は、自分以外のものを食べ、自分として生きている」こと。一呼吸置いて考えてみるという。(座禅止観)                 孫にお手伝いさすと、自分以外のものが生きていることを知る。「一隅を照らす」ことにつながる。等々の講話であった。

阿弥陀堂

●境内の一部であるが、根本中堂、文殊楼、東塔、阿弥陀堂を見学する。いずれも比叡山の森の中に静かに鎮座していた。参道脇にひっそりと一輪の「マムシグサ」が咲いていた。

マムシグサの花

富田林・寺内町ウォーク

2013年5月8日 水曜日

●先日、地域のウォークで富田林市の“寺内町(じないまち)”へ行きました。五月晴れの清々しい風を感じながら、金剛駅を出発し約1時間40分で寺内町に着く。(途中、錦織神社に立ち寄る)

寺内町の街並み

●約450年前に興正寺の証秀上人が、近隣の有力者八人衆の合議制のもとで、御坊を中心とした町づくりをしたという(富田林市パンフより)。その一つの旧杉山家住宅を見学する。与謝野晶子らの明星派歌人石上露子の生家でもある。

旧杉山家・奥座敷

●また寺内町は国の重要伝統的建造物群保存地区に選定され、中世の町割りを遺しています。仲村家、奥谷家、木口家など江戸時代から明治、大正へと建てられた年代の特徴を見ることができる。

葛原家・虫籠窓