●「明日香風の道・ラジオウォーク」のことを前回書きましたが、付け加えたいことがありました。一つは石舞台の大きさです。最も大きい石は約77トンといわれています。
●小高い山の森の中に、白い帽子を被った様に、高松塚古墳がありました。7世紀末から8世紀の築造といわれ、1300年の眠りから飛鳥の息吹が蘇ったような気持ちにさせられます。
●昔ながらの家並み、飛鳥の里山も日本の原風景を思い起こすものとなりました。
●2月11日、「(第30回)明日香風の道・ラジオウォーク」に行ってみました。今回で5回目の参加となります。朝からの雪で、奈良県・飛鳥も一面の銀世界でした。近鉄吉野線・飛鳥駅より、明日香小学校のスタート(ゴール)会場まで行き、高松塚古墳~天武・持統天皇陵~甘樫丘~飛鳥寺~万葉文化館~石舞台古墳~橘寺等を巡る約14.5kmの雪降る中でのウォークとなりました。
●高松塚古墳はすっぽりと雪に被われていました。古墳の隣りに「高松塚壁画館」があります。館内には原寸大の鮮やかな壁画(国宝)が再現され、玄武・白虎・青龍・女子群像・男子群像などが描かれています。特に「女子群像」は豊な色彩で、当時の女子の表情と服装を美しく表現していました。
●飛鳥寺~石舞台古墳~橘寺を巡り、寒い“明日香風”を感じながら、小高い丘を何回か越え、雪の中に静まる集落を抜け、進めてゆきます。蘇我馬子の建立した飛鳥寺、聖徳太子生誕の橘寺、蘇我馬子の墓とされる石舞台古墳、いずれも飛鳥時代の歴史を想い浮かべるよい機会となりました。