三朝温泉にて

2010年6月18日

先日(16日)、三朝温泉(鳥取県三朝町)にて同窓会があり、訪れてきました。バスを降り立ったのは「三朝橋」です。昭和9年3月に建設され、御影石の欄干が今でも輝いています。その側に「三朝小唄」のモニュメントがありました。昭和2年野口雨情作詞、中山晋平作曲でつくられたとのこと。                          「 ないてわかれりゃ 空までくもる                      くもりゃ 三朝が雨となる       雨情 」

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同窓会は小学校の先生をお招きして、青春時代の思い出を語らい、酒を飲み交わしながら大いに盛り上がりました。つい勢い余って2次、3次会へと温泉街へ。若き頃の甘~い話やほろ苦い思い出なども入り混じって、いつの間にか夜更けまで楽しいひと時を過しました。

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翌朝、「かじか橋」周辺を散歩しました。朝もやをついての陽射しが三朝川を照らし、川辺では「かじか(河鹿)」の透き通った鳴き声がきこえます。オシドリも戯れている。そんな風景を見ながら橋を渡りきると、遊歩道の側に歌碑が立っていました。

「 川波が雨の裾をば白くする                       三朝の橋をこえてこしかな    晶子 」

「 三朝湯のゆたかなるかなこころさへ                  この新しく湧くよ学ばん      寛  」

与謝野晶子夫妻は昭和6年6月1日、老舗の岩崎旅館に泊まって詠んだとのこと。碑文のもとは同館にあった短冊であるという。(「与謝野晶子歌碑めぐり」堺市[編] 二瓶社) そのほか野口雨情、木下利玄(としはる)の歌碑もありました。

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史跡・四ツ池遺跡を訪ねる

2010年6月12日

今日(12日)、国の史跡「四ツ池遺跡」(堺市西区浜寺船尾町)を見てきました。JR津久野駅より西側約1kmの国道26号線沿いにある浜寺中学と浜寺今池周辺が、史跡の区域になっています。池の傍にある公園には、「史跡・四ツ池遺跡」の石柱が建っていました。和泉市の池上遺跡などとともに弥生時代を代表する遺跡であるとのこと。

堺市博物館には発掘された壷、石やじり、甕、鋤などが展示されています。また飯蛸壷などの漁具も出土したという。大陸から水稲耕作技術の伝来もあり定住生活を営むことができるようになったとのこと。今池からのそよ風をうけながら、遙かなる弥生を想い浮かべてみました。(写真左:今池と浜寺中学校、右:石柱 )

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