‘国宝’ カテゴリーのアーカイブ

久保惣記念美術館に行く

2011年5月8日 日曜日

7日(土)、和泉市久保惣記念美術館の「特別陳列 美を求めて」(5月29日まで)を鑑賞しました。館内の庭園は新緑の木々が薫風にそよぎ、輝いていました。池の睡蓮、シャクナゲ、ハイノキ等の花も咲き、一層庭園を引き立てています。

館内の庭園

ある新聞で、宮本武蔵筆「枯木鳴鵙図」(重要文化財)の特別陳列しているという記事を目にして、再度じっくりと見たくなりました。本墨画は125.5×54.3cmの紙面に、枯木の上に「鵙」、中ほどに「虫」、画面下に低木と水面(?)を配置しています。鵙の鋭い目は冷静に周囲の状況を捉え、虫はその眼力に足がすくんでいる様にも見えます。その迫力に圧倒されました。               いくつかある展示室を巡り、国宝「歌仙歌合」・「青磁鳳凰耳花生 銘万声」、重文「伊勢物語絵巻」等々歴史的価値のある文化財を鑑賞する良い機会となりました。

睡蓮の花

飛鳥・雪景色

2011年2月13日 日曜日

2月11日、「(第30回)明日香風の道・ラジオウォーク」に行ってみました。今回で5回目の参加となります。朝からの雪で、奈良県・飛鳥も一面の銀世界でした。近鉄吉野線・飛鳥駅より、明日香小学校のスタート(ゴール)会場まで行き、高松塚古墳~天武・持統天皇陵~甘樫丘~飛鳥寺~万葉文化館~石舞台古墳~橘寺等を巡る約14.5kmの雪降る中でのウォークとなりました。

石舞台古墳

高松塚古墳はすっぽりと雪に被われていました。古墳の隣りに「高松塚壁画館」があります。館内には原寸大の鮮やかな壁画(国宝)が再現され、玄武・白虎・青龍・女子群像・男子群像などが描かれています。特に「女子群像」は豊な色彩で、当時の女子の表情と服装を美しく表現していました。

高松塚壁画館の入場券

飛鳥寺~石舞台古墳~橘寺を巡り、寒い“明日香風”を感じながら、小高い丘を何回か越え、雪の中に静まる集落を抜け、進めてゆきます。蘇我馬子の建立した飛鳥寺、聖徳太子生誕の橘寺、蘇我馬子の墓とされる石舞台古墳、いずれも飛鳥時代の歴史を想い浮かべるよい機会となりました。

橘寺を望む

風舞台付近の紅梅