‘歌碑めぐり’ カテゴリーのアーカイブ

文学碑めぐり(2)

2010年4月24日 土曜日

今日、文学碑めぐりに行きました。桜井神社から鉢ヶ峰方面へ農道を登ると、田畑の広がる丘陵地に出ます。遠くには金剛山、岩湧山、泉州の山々が見渡せます。そんな景色の中に、小ぢんまりした「上神谷(にわだに)小学校」(堺市南区泉田中)がありました。

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校門の右手の生垣に、与謝野晶子の「たけ狩文学碑)」があります。文学碑には、唯一の自伝「私の生い立ち」の中から、この丘陵地の思い出の一文が刻まれていました。

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「和泉の山の茸狩の思ひ出は、                     十二三の年になりますまで                        四五年の間は一日も忘れなかった程の                 面白いことでした。

 松茸は取っても取ってもあるのでですもの、              嬉しさは何とも言ひやうがありまん。                   母がどこに居るか、弟がどうして居るかとも               私は思って見る間がありませんでした。」

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上神谷小学校の校門を出て、田園の丘陵地や遠くの山々を眺めていると、この小学校の生徒たちの一番の自慢は、「文学碑」と「里山風景」ではないかと思いたくなりました。

堺・中央図書館へ行く

2009年12月28日 月曜日

先日、堺市立中央図書館へ行きました。昭和初期、戦前の新聞は、中央図書館にしか保管されていないということでした。自分の生まれた日はどんな出来事があったのか、調べてみました。記事を読んでいると、その場にタイムスリップした気になりました。  IMG_0201

中央図書館前には、歌碑が二つ建てられています。   

「 堺の津 南蛮船の行き交へば 

           春秋いかに入りまじりけむ  」 与謝野晶子                                           

「 年ごとに ゆづりゆづりて譲り葉の

           ゆづりしあとにまた新しく  」  河井酔茗  

与謝野晶子:明治11年甲斐町生まれ、河井酔茗:明治7年北旅籠町生まれの歌人です。歌碑・石碑めぐりもしてみたいと思った一日でした。

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