‘街道めぐり’ カテゴリーのアーカイブ

寺ヶ池公園ウォーク

2011年5月4日 水曜日

先日、地域の“えんじょいウォーク”がありました。寺ヶ池公園(河内長野市小山田町)折り返しの約12Kmのコースです。       天野街道に合流し、陶器山の尾根を南へ進めます。里山を抜け、畑地区の集落を通り、給水搭近くの「穴地蔵」(大阪狭山市大野西)に着きました。穴地蔵は古くから安産・吹き出物等の願い事でお参りする人も多いという。                               周囲はぶどう畑や桃・柿等の果樹園が広がっています。そんな小山田町の田園地域を歩いてゆきます。

金剛山遠望(天野街道より)

天野街道から道標を左に折れて、荘園町住宅を通り過ぎると、「寺ヶ池公園」に到着しました。周囲約2.2km、小高い丘に囲まれた池は、満々と水を湛えています。慶安2年(1649)上原村の庄屋中村與次兵衛により築造され、千代田地区の新田開発(市村新田)となったとのこと(河内長野市パンフ)。              途中、にわか雨に遭遇しましたが、約3時間ちょっとの“楽しい”ウォーキングとなりました。

寺ヶ池

街道沿いの風景

2011年4月29日 金曜日

西高野街道(中百舌鳥~十二里石~中茶屋~十一里石~おわり坂)を歩き、まだ書き残していることがありました。          街道に面して、地域の「地蔵堂」が建てられていました。8月下旬、夏休みが終わろうとする時期に、「地蔵盆」が行われます。地蔵盆は古くから子どもの守り佛(神)として信仰され、子どもが主役の日という。地域の大人達から健やかな成長を願い、お土産が振舞われたりします。                              そんな風情が残る、「お地蔵さん」のある街道の風景でした。

お地蔵さん(陶器北)

「おわり坂」は「大阪狭山市今熊」地区ですが、その地名の由来にもなった「三都神社」が近くにあります。天野街道から陶器山の尾根を下ると、森の中に静かに佇んでいます。「『熊野三所権現』を勧請して三都神社を作り・・『今熊野』と呼んだ」(西高野街道ガイドより)という。「今」は「新しい」という意味とのこと。       「今熊」という変わった地名を不思議に思っていましたが、これで歴史の謂れが解り、より親しみを感じることが出来ました。

三都神社(今熊)