2011年3月 のアーカイブ

寺山南山古墳 ?!!

2011年3月5日 土曜日

3月5日(土)新聞記事で、堺市文化財課による「寺山南山古墳」の一般公開があることを知りました。初めて聞く古墳でした。何処にあるの?どんな古墳?興味がわいてきました。履中陵古墳(ミサンザイ古墳)の北東側(西区上野芝1丁)、大仙公園の南端辺りにありました。

寺山南山古墳の全景

古墳は方墳で墳丘の一辺の長さ約42mと言われ、履中陵古墳の外周溝に近接することから、陪塚と推測されるとのこと。調査地からは埴輪列が検出され、「円筒埴輪」が7基見つかったという。また、「葺石」が出土している状況も見学できました。

円筒埴輪と葺石

「寺山南山古墳」は履中陵と同時期(5世紀第2四半期)に築造されたという。埋葬の棺の有無は方墳の上部の土が、近世・近代の粘土採掘により不明であるという。

説明看板

“徹底分析・仁徳陵古墳”講演会あります

2011年3月2日 水曜日

来る3月21日(祝)(午前10時~午後4時30分)に「第2回百舌鳥古墳群講演会」が(財)堺市産業振興センター・イベントホール(中百舌鳥駅)で開かれます。宮内庁所蔵資料等より「仁徳陵古墳」の実像に迫るとして、塚口義信氏他5名の講師による講演があります。                                 主催:堺市  ・往復葉書での申し込み必要 ・先着800名    問合せ:堺市文化財課分室(電話:072-273-6101)

百舌鳥古墳群講演会チラシ

世界文化遺産にむけた取り組みが活発になっています。2月13日、ウエスティ(西区)にて(財)大阪府文化財センター主催の「百舌鳥古墳群とその周辺」と題した講演会もありました。      石津川流域の遺跡(鶴田町・下田・四ツ池)、陶邑(すえむら)窯跡群と陶邑の遺跡(大庭寺・小阪・伏尾)等の説明や、また「国家の形成と前方後円墳の時代」として福永伸哉氏(大阪大学教授)の講演がありました。3世紀中頃~7世紀初頭までの古墳時代の形成過程を理解するよい機会となりました。

大庭寺遺跡の洪水跡