2013年1月 のアーカイブ

奈良・寺社めぐり

2013年1月24日 木曜日

●23日、地域の老人会で奈良・橿原神宮から壷阪寺をめぐる初詣にでかけた。橿原神宮は畝傍山裾の約50万㎡もの広大な鎮守の森の中にあった。

●神武天皇が橿原宮に即位したという『日本書紀』の記事にもとずき、明治23年(1890)に創建されたという(近鉄HPより)。京都御所の賢所を移した本殿は桧皮葺きで、荘厳な雰囲気を醸しだしていた。

橿原神宮本殿

●橿原ロイヤルホテルでの昼食後、飛鳥を抜け高取町の山深い壷阪寺に着く。西国33ヶ所霊場第6番札所で、十一千手観音菩薩は目の観音様として信仰を集めているという。また、住職による盲目の沢市とお里の夫婦愛を描いた浄瑠璃『壷坂霊験記』の説法を聞くことができた。

「お江さんと江戸初期」

2013年1月20日 日曜日

●先日、まちかどステーション(槇塚台近隣センター)にて「お江さんの人生と江戸時代初期」と題して、桧本多加三氏の講演があった。茶々、お初、お江(小督)の三姉妹は戦国時代に翻弄されたが、小督23歳の時3回目の結婚を徳川家康の三男・秀忠とおこなった(お江与の方)。

まちかどステーション

●お江与の方は8人の子(3男5女)が生まれる。お江の周囲は信長、秀吉、家康、秀忠などの「天下人」であったが、春日局とのバトルは思い通りに行かなかったという。竹千代(次男)の乳母・春日局とお江与の方が育てた国松(三男)との三代将軍の跡目争いがあったこと。末子松姫が後水尾天皇の中宮になったこと。その松姫が女の子を出産、後水尾天皇が譲位後、孫娘が明正天皇(女帝)となったこと等が話される。

●お江の方として政権のトップレディの座に。徳川政権は武士を掌握するとともに、朝廷や公家をも掌握し長期安定政権をめざしたという。物語性ある語りと笑いを誘う話術であっという間に講演を終えた。                                    次回:2月14日(木)午後2時、「篤姫と大阪」                  問合せ:まちかどステーション( 072-289-7139 )

山茶花(ねむのき橋側)