‘保存樹木’ カテゴリーのアーカイブ

「ベルの森」へ行く

2010年2月21日 日曜日

堺市指定保存樹林」めぐり(その5) 村田邸の屋敷林を後にして、市道を西に歩いてゆきます。東陶器中学校と精華高校を過ぎるとベルランド病院の近く交差点に出ます。陶器川に沿って少し下ると病院の南側斜面の雑木林に着きました。

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ベルの森」(中区東山)の案内板が立てられています。「ナナミノキ」「ハゼノキ」「シラカシ」「クスノキ」等多種類の樹木で森を形成しているとのこと。森では「シュロ」がかなり自生していました。それらはカラス、ヒヨドリが実を落とした為、成長したと言われています。自然は食物連鎖で調和しているのだと思いました。

   (案内板)              (ナナミノキ)

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村田邸の「屋敷林」

2010年2月10日 水曜日

<前回の続き>陶荒田神社の東側道路を北に進めると、陶器川の橋の袂に着く。案内板に従って左に30m程行くと「兒山(こやま)住宅」(中区陶器北)があります。数寄屋葺の住宅です。塀囲いから「ヒノキ」「クスノキ」の保存樹木が見えました。

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さらに北に少し歩くと、こんもりとした森が見えてきます。東陶器小学校を右折するとすぐ、「村田邸の屋敷林」(指定保存樹林)の大きな深い森が現れてきました。圧巻は「クスノキ」でした。樹高・幹周りもケタ違いです。傍にある「ムクノキ」は大樹の大きさにひれ伏した様に“おじき”をしています。その他「アベマキ」「モチノキ」「クロガネモ」などがありました。

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(クスノキ)

 

 

  アベマキ)

 

この「村田邸」と東陶器公園の一帯は鎌倉時代終わり頃の「陶器城」で、「陶器左衛門尉」の居城であったと言われています。

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