‘博物館・記念館’ カテゴリーのアーカイブ

久保惣記念美術館に行く

2011年5月8日 日曜日

7日(土)、和泉市久保惣記念美術館の「特別陳列 美を求めて」(5月29日まで)を鑑賞しました。館内の庭園は新緑の木々が薫風にそよぎ、輝いていました。池の睡蓮、シャクナゲ、ハイノキ等の花も咲き、一層庭園を引き立てています。

館内の庭園

ある新聞で、宮本武蔵筆「枯木鳴鵙図」(重要文化財)の特別陳列しているという記事を目にして、再度じっくりと見たくなりました。本墨画は125.5×54.3cmの紙面に、枯木の上に「鵙」、中ほどに「虫」、画面下に低木と水面(?)を配置しています。鵙の鋭い目は冷静に周囲の状況を捉え、虫はその眼力に足がすくんでいる様にも見えます。その迫力に圧倒されました。               いくつかある展示室を巡り、国宝「歌仙歌合」・「青磁鳳凰耳花生 銘万声」、重文「伊勢物語絵巻」等々歴史的価値のある文化財を鑑賞する良い機会となりました。

睡蓮の花

“安藤忠雄講演会in狭山池”

2011年5月1日 日曜日

4月30日(土)、狭山池博物館にて「第8回建築家安藤忠雄講演会」がありました。講演の前に館内の展示物・資料を見学しました。以前も意表をついた展示方法に驚いたのですが、何回見てもその規模に圧倒されます。それは実物の堤の断面・展示です。

堤の断面・展示

安藤忠雄氏の講演は「地域を育てる」と題して、展示ホールで満員の入場者の前で行われました。過去に手がけた建築物(博物館・美術館・教会・・)がスライドで説明されてゆきます。       瀬戸内の直島の地中美術館や古家のノレン・彫刻物等が、島の再生と美術鑑賞として人気を集めていること。             べェネチアでは現地の建築技術者・美術家・歴史家などの意見を聞き、古い建物の修復と町並景観を保全したこと。            ここ狭山池博物館完成後、池周囲に「桜の植樹」する活動を地元の人達が進めていること。                      等々を語りながら、「地域を育てる」ことの大切さを話してゆきます。大変勉強になる講演でした。

講演会場

狭山池周囲では「狭山池まつり」が開かれていました。ステージや出店・子どもコーナー・体験コーナーなどで賑わっていました。

狭山池まつり