‘史跡・遺跡・古墳’ カテゴリーのアーカイブ

第4回世界遺産講演会

2011年12月28日 水曜日

●12月18日(日)、ウェスティ(堺市西区鳳東町)で「世界遺産の意義、百舌鳥・古市古墳群の価値」をテーマの講演会がありました。最初に「百舌鳥古墳群とは何か」と題して広瀬和雄氏(国立歴史民俗博物館教授)の講演です。                         1、百舌鳥古墳群は前方後円墳39基、円墳60基、方墳9基で、大山(仁徳陵)古墳は最大の古墳であること。              2、特徴として(1)大阪湾に近接して二重の階層性を見せる古墳群であるという。(巨大前方後円墳・中小前方後円墳・帆立貝式古墳・方墳・円墳)

ウェスティー外観

(2)荘厳性・威圧性・隔絶性に富んだ巨大前方後円墳であるとのこと。4世紀~5世紀後半にかけて、一代一墳的に5代にわたて築造されたという。                                        ①乳岡古墳(155m)→石津丘(履中陵)古墳(360)→大山(仁徳陵)古墳(486)→御廟山古墳(203)→ニサンザイ古墳(290)        ②「倭の五王」(讃・珍・斉・興・武)の墳墓を含む。           (3)鉄製武器や農工具など、膨大な量の副葬品をもつとのこと。              また、百舌鳥古墳群の各古墳について、規模と特徴の説明がありました。

仁徳陵古墳(奥)と履中陵古墳(手前)(パンフより)

●次いで「世界遺産とまちづくり」と題して、毛利和雄氏(NHK解説委員)の講演です。世界遺産条約(1972年)がユネスコで採択されてからの経過と文化遺産の評価基準の変遷等が説明された。     文化遺産とされるには、「6つの評価基準」があるという。ⅰ)傑作、ⅱ)影響関係、ⅲ)証拠、ⅳ)類型、ⅴ)土地利用、ⅵ)関連である。百舌鳥古墳群が上記のⅲ~ⅴに当てはまるかと思うが、どの基準で申請するか明確にすべきだという。また、古墳群と周辺の町並みの調和をまちづくりとしてやってほしいとの提言もありました。

プロフィール(講演資料より)

「烏帽子形城跡」等を巡る(1)

2011年12月7日 水曜日

●先日、地域の「えんじょいウォーク」を20名近くで、河内長野駅(南海高野線)周辺を歩きました。新聞にも載っていましたが、国の史跡に指定する答申が出された「烏帽子形城跡」とその周辺を巡るウォークです。

吉竹家屋敷とクスノキ

●駅バスターミナルを南へ下るとすぐ、大きな楠木(天然記念物)がある「吉竹家」を回り込むと、「長野神社」があります。本殿は重要文化財に指定。10月中旬の秋祭りには「松明立神事」があるとのこと。境内には府の天然記念物「カヤの木」(樹高約17m、幹周り約4m)の大樹がそびえていました。

長野神社とカヤの木

●高野街道の旧い街並みを現代に伝える、「西條酒造」の屋敷の軒先には、真新しい緑の「杉玉」が吊るされていました。

西條酒造・杉玉

●更に、南に下ると約15分位で「烏帽子形八幡神社」(10月26日付投稿記事参照)に着いた。境内の森を抜けて、「烏帽子形公園」に到着。「烏帽子形城」は「応仁の乱のきっかけとなった畠山氏の分裂抗争で奪い合いとなったり、秀吉の根来寺攻略の拠点として修復」されてきたとのこと(朝日新聞より)。                  現在烏帽子形山頂の森には土塁や空濠などが残されているという。それらの案内板は未整備でした。

烏帽子形公園より遠望