‘寺院’ カテゴリーのアーカイブ

高野山を歩く

2012年12月2日 日曜日

●12月1日、「高野街道・観光ガイドとテクテク十三里」の最終回ウォークがあった。朝9時20分高野山駅に集合、バスで大門に到着する。高さ25.8m、1705年(宝永2年)に再建された大門(重要文化財)の威容が現れていた。折りしも雪が舞い降り、近くにある気温表示板には1.7℃となっていた。

雪の舞う大門

●壇上伽藍(国指定史跡地域)では金堂・不動堂(国宝)根本大塔・・・が配置されている。金堂は七度の焼失で昭和7年に再建されたという。「三枯の松」は松のはが三本という珍しい松。その三本の松葉を見つければ縁起がよいとされている。

三枯の松

●同じく国指定史跡地域である金剛峯寺を訪ねる。高野山真言宗の総本山で、山上のほぼ中央にあり、弘法大師空海が開創した。高野山大学での昼食後、苅萱堂~杉の大木に囲まれた諸大名の供養塔・墓石群へと石畳の道を進む。途中松尾芭蕉句碑や新しく建てられた司馬遼太郎文学碑をめぐりながら、奥の院についた。            「 父母のしきりに戀し雉の声  芭蕉 」

金剛峯寺

天見の郷・錦秋(1)

2012年11月21日 水曜日

●先日、天見の郷を散策した。最初に地蔵寺(河内長野市清水)を訪ねてみた。境内は深い森と鮮やかに紅葉したモミジ・カエデに被われていた。本尊の地蔵菩薩半跏坐像は仏師運長の作という。また、ホトトギスの名勝でもある。事前に予約して境内の庭を見せていただいた。(昨年7月10日記事参照)

地蔵寺の境内

●境内の鐘楼のある築山には、多くのモミジや枝垂桜の巨樹などの木々がある。苔むした地面に、その落葉が敷き詰められているようであった。

●境内の正面に本堂、横に庫裏などが配置されていた。森の斜面にはシャクナゲ、アセビ、杉木立等が植生されていた。静寂な空間と少し冷たい風が身を引き締めてくれる。

地蔵寺・本堂