‘寺院’ カテゴリーのアーカイブ

奈良・寺社めぐり

2013年1月24日 木曜日

●23日、地域の老人会で奈良・橿原神宮から壷阪寺をめぐる初詣にでかけた。橿原神宮は畝傍山裾の約50万㎡もの広大な鎮守の森の中にあった。

●神武天皇が橿原宮に即位したという『日本書紀』の記事にもとずき、明治23年(1890)に創建されたという(近鉄HPより)。京都御所の賢所を移した本殿は桧皮葺きで、荘厳な雰囲気を醸しだしていた。

橿原神宮本殿

●橿原ロイヤルホテルでの昼食後、飛鳥を抜け高取町の山深い壷阪寺に着く。西国33ヶ所霊場第6番札所で、十一千手観音菩薩は目の観音様として信仰を集めているという。また、住職による盲目の沢市とお里の夫婦愛を描いた浄瑠璃『壷坂霊験記』の説法を聞くことができた。

高野山を歩く(2)

2012年12月7日 金曜日

●初冬の高野山・参拝道の中で、杉の巨樹が林立する一角でにぎやかな場所があった。中の橋バス停からの観光客も合流する、御廟橋付近である。橋を渡れば大師信仰の中心聖域となっている。

御廟橋付近

●壇上伽藍の中に、ひっそりと佇んでいる「不動堂」も印象に残っている。1198年鳥羽上皇皇女・八条院により行勝上人が建立した一心院の本堂を移築したとのこと。桧皮葺屋根の寝殿造りで、平安貴族の住宅風建築。国宝となっている。

国宝・不動堂

●高野山駅舎(標高867m)は昔の姿のままであった。当時は2階に売店・食堂などもあった様に記憶しているが、今は広いフリースペースになっていた。極楽橋のホームには「天空」列車が入っていた。展望車が人気を呼んでいるという。高野の山々、深い渓谷、山間の集落などの景色を楽しむことができる。

高野山駅舎