‘寺院’ カテゴリーのアーカイブ

“古樹探訪ウォーク”(2)

2010年6月1日 火曜日

田守神社を後にして東に約15分歩くと、月洲神社(堺区南島町)に着いた。生国魂・住吉・水分大神を祀る三宝地区の氏神とのこと。小さな社殿の横には、保存樹木のクスノキイスノキ(保存樹木)に覆いかぶさる様に繁っていました。イスノキの葉にアブラムシの幼虫が寄生し、丸い小石状の硬い殻を作って成長するという、めずらしい形態について説明がありました。              (左:社殿、 右:イスノキ)

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大和川堤防を上流に向け進むと、大和川公園があります。(新しく整備・建設中、トイレ設備あり) 浅香山浄水場近くの堤防にはムクノキの大木が数本ありました。やがてJR浅香駅近くの浅香山稲荷神社に到着しました。「聖徳太子がこの地で香木が埋まっているとして掘ったところ『浅からぬ香り』と仰せられた」ことから、浅香山稲荷神社となったとのこと。保存樹木のクスノキムクノキが社殿を挟んで、青空に向け競い合っているようでした。今回はじめて参加し、古樹の特徴、言われ、歴史等の説明を聞きながら楽しいひと時を過ごしました。 (左:大和川堤防のムクノキ、右:浅香山稲荷神社 )

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“古樹探訪ウォーク”に行く(1)

2010年5月30日 日曜日

昨日(5月29日)堺市公園協会主催の「第24回古樹探訪ウォーク」に参加しました。田守神社~月洲神社~浅香山稲荷神社を巡る約5kmのウォークでした。まず最初に「田守神社」(堺区松屋町)からスタートします。公園協会の方と“樹と森の案内人”の先生より説明がありました。神社は1745年(江戸中期)に大和川河口の新田開発の祖神として建立されたという。

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境内には堺市指定保存樹木のチシャノキムクノキクスノキの大木が、古い小さな社殿を取り囲むように被い繁っていました。その他にもセンダン、ムクノキ、ゲッケイジュ等が、鎮守の森を形成しています。しかし話によると、この神社は阪神高速・大和川線の建設により移設、取り壊されるとのこと。度重なる大和川の洪水や台風の被害にも耐えてきた神社や鎮守の森が、最後の姿となると思えば、名残惜しく感じます。  ( 下写真:チシャノキ )

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