●先日、錦織神社(富田林市宮甲田町)へ行った。鳥居をくぐり鎮守の森の参道を進むと社殿があらわれた。
●現社殿の創建は室町時代といわれ、重要文化財に指定されている。檜皮葺・入母屋造りで、「錦織造」の独特の優美建築の粋を集めたとのこと。
●社殿の横に「献木 梛」の石碑が建っていた。梛(なぎ)という木をはじめて見る。台湾、南西諸島~本州南岸の温暖地方に自生する針葉樹とのこと。熊野神社系では神木とされる。
●先日、地域の“えんじょいウォーク”で陶荒田神社へ行って来た。晴美台緑道~三原台公園から中区・辻之地区に入る。道路脇の三ツ池には青サギ、鵜、水鳥が戯れていた。上之交差点の先に陶荒田神社が見えてきた。
●以前にも訪れたが、境内にはクスノキ・クロガネモチほかの堺市指定保存樹木に囲まれていた。当神社は崇徳天皇の頃の創建と伝えられている。5世紀頃には須恵器の生産が盛んになり、「荒田直」という人が祖神を祀ったため、“陶邑”の地名と“荒田”から「陶荒田」と称されたという。(泉北高速鉄道パンフ)
●帰路は畑の広がる見野山地区を抜けてゆく。ビニールハウスも多く、白菜・小松菜などが栽培されていた。堺でも数少ない田園地域でもある。地道の農道を進み、溜池や田畑を眺めながら小春日和のひと時を楽しんだ。