‘観光地’ カテゴリーのアーカイブ

高野山を歩く(2)

2012年12月7日 金曜日

●初冬の高野山・参拝道の中で、杉の巨樹が林立する一角でにぎやかな場所があった。中の橋バス停からの観光客も合流する、御廟橋付近である。橋を渡れば大師信仰の中心聖域となっている。

御廟橋付近

●壇上伽藍の中に、ひっそりと佇んでいる「不動堂」も印象に残っている。1198年鳥羽上皇皇女・八条院により行勝上人が建立した一心院の本堂を移築したとのこと。桧皮葺屋根の寝殿造りで、平安貴族の住宅風建築。国宝となっている。

国宝・不動堂

●高野山駅舎(標高867m)は昔の姿のままであった。当時は2階に売店・食堂などもあった様に記憶しているが、今は広いフリースペースになっていた。極楽橋のホームには「天空」列車が入っていた。展望車が人気を呼んでいるという。高野の山々、深い渓谷、山間の集落などの景色を楽しむことができる。

高野山駅舎

高野山を歩く

2012年12月2日 日曜日

●12月1日、「高野街道・観光ガイドとテクテク十三里」の最終回ウォークがあった。朝9時20分高野山駅に集合、バスで大門に到着する。高さ25.8m、1705年(宝永2年)に再建された大門(重要文化財)の威容が現れていた。折りしも雪が舞い降り、近くにある気温表示板には1.7℃となっていた。

雪の舞う大門

●壇上伽藍(国指定史跡地域)では金堂・不動堂(国宝)根本大塔・・・が配置されている。金堂は七度の焼失で昭和7年に再建されたという。「三枯の松」は松のはが三本という珍しい松。その三本の松葉を見つければ縁起がよいとされている。

三枯の松

●同じく国指定史跡地域である金剛峯寺を訪ねる。高野山真言宗の総本山で、山上のほぼ中央にあり、弘法大師空海が開創した。高野山大学での昼食後、苅萱堂~杉の大木に囲まれた諸大名の供養塔・墓石群へと石畳の道を進む。途中松尾芭蕉句碑や新しく建てられた司馬遼太郎文学碑をめぐりながら、奥の院についた。            「 父母のしきりに戀し雉の声  芭蕉 」

金剛峯寺