‘自然の風景’ カテゴリーのアーカイブ

地域のウォーク

2012年7月1日 日曜日

●今日(7月1日)、地域の“えんじょいウォーク”に参加した。朝、土砂降りの雨も小雨になっていた。逆瀬川地区を過ぎ、妙見川~上神谷小学校裏~泉北南線~槇塚緑道をめぐる行程である。

保存樹木の石柱(逆瀬川)

●増水している妙見川に沿って下ってゆく。右手には釜室の集落、左には富蔵地区の丘陵地を見ながら田園地区を通ります。

妙見川沿いを下る

●上神谷小学校近くの田んぼに、アオサギが佇んでいた。去年も泉田中地区で見かけたが、この辺りで生育しているのがうれしい。         泉北南線に面した空き地に「ナツメ(棗)の木」に青い実がなっていた。秋には甘酸っぱい赤褐色の実になることでしょう。

アオサギ

高野街道・紀見峠へ(2)

2012年6月13日 水曜日

●南海高野線・千早口駅近くで昼食を済ませた後、紀見峠越えをめざす。千早口集落をぬけ、松明屋(弘法大師が高野山を開く為に立ち寄ったところとのこと)から、再び廃線の“なんてんの道”を上がってゆく。途中「七里石」のある国道を眺めたり、天見小学校~南天苑の説明を聞く。天見駅で小休止のち国道371号線・歩道を進む。

国道371号線・右手が旧国道

●正面の高い峰の上が紀見峠である。ウォークの参加者は黙々としっかりとした歩調で上がってゆく。対面二車線の旧国道のつづら折の道を何回か繰り返す。山あいには「マタタビ」の木が、白いまだらの葉で一面に繁っていた。                                       やがて、山の稜線が切れ、空が明るく広がっている所に出た。「紀見峠」(標高400m)である。

紀見峠

●峠には「六里石」の石柱が立っていた。昔は「紀伊見峠」と言われ、「番所」や「旅籠」が置かれていたとのこと。また、数学者・岡潔博士(1901年~1978年)は幼少時代をこの地で過ごしたという。明治期には70戸あった集落も、現在は20戸足らずの静かな集落となっているとのこと。

岡潔生誕の地

●峠の集落を抜け、雑木林の森の急な山道を下りきると、紀伊・高野山の山並みが見渡せる場所に出てきた。雲で全容は望めないが、峠を越えた実感が沸いてきた。終着地の紀見峠駅もあと僅かである。

峠の集落・高野街道