2010年6月 のアーカイブ

鳥取県立博物館を観る

2010年6月26日 土曜日

同窓会の翌日、数十年ぶりに鳥取市に立ち寄ってみました。鳥取駅前周辺はすっかり変わっていました。ここに来たなら、やはり「鳥取砂丘」に行かないわけにはゆかないと、バスで20分位の砂丘へ行きました。当時と変わらぬ雄大な砂丘が広がっていました。

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その後、久松山の麓で鳥取城址内にある「鳥取県立博物館」を訪ねてみました。“片山楊谷と島田元旦の特別展”が開催されていた。共に江戸時代後期に独自の画風をつくり、鳥取との深いつながりをもってきたという。「大和絵や狩野派とは異なる新奇な画風で、因幡画檀の形成に寄与した」とのこと。(写真:鳥取県立博物館)

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常設展示では、地学生物、歴史民俗、美術の各展示室があります。特に歴史民俗展示室では、縄文~弥生時代の遺跡の出土品が数多く展示されていました。「青谷上寺地(あおやかみじち)遺跡」(青谷町)は弥生時代前半~古墳時代に「交易拠点の港湾集落」として栄えていたという。木製容器、海外からの鉄器、殺傷痕人骨、弥生人の脳など出土したとのこと。「妻木晩田(むきばんだ)遺跡」(淀江町、大仙町)は弥生時代後半(1~3世紀)の大規模な集落跡が発掘されたという。いつかはこれらの遺跡現地を訪れてみたいと思う。(写真:仁風閣 )

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三朝温泉にて

2010年6月18日 金曜日

先日(16日)、三朝温泉(鳥取県三朝町)にて同窓会があり、訪れてきました。バスを降り立ったのは「三朝橋」です。昭和9年3月に建設され、御影石の欄干が今でも輝いています。その側に「三朝小唄」のモニュメントがありました。昭和2年野口雨情作詞、中山晋平作曲でつくられたとのこと。                          「 ないてわかれりゃ 空までくもる                      くもりゃ 三朝が雨となる       雨情 」

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同窓会は小学校の先生をお招きして、青春時代の思い出を語らい、酒を飲み交わしながら大いに盛り上がりました。つい勢い余って2次、3次会へと温泉街へ。若き頃の甘~い話やほろ苦い思い出なども入り混じって、いつの間にか夜更けまで楽しいひと時を過しました。

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翌朝、「かじか橋」周辺を散歩しました。朝もやをついての陽射しが三朝川を照らし、川辺では「かじか(河鹿)」の透き通った鳴き声がきこえます。オシドリも戯れている。そんな風景を見ながら橋を渡りきると、遊歩道の側に歌碑が立っていました。

「 川波が雨の裾をば白くする                       三朝の橋をこえてこしかな    晶子 」

「 三朝湯のゆたかなるかなこころさへ                  この新しく湧くよ学ばん      寛  」

与謝野晶子夫妻は昭和6年6月1日、老舗の岩崎旅館に泊まって詠んだとのこと。碑文のもとは同館にあった短冊であるという。(「与謝野晶子歌碑めぐり」堺市[編] 二瓶社) そのほか野口雨情、木下利玄(としはる)の歌碑もありました。

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