2011年3月 のアーカイブ

泉北すえむら資料館・講演を聞く

2011年3月21日 月曜日

3月20日(日)、堺市立泉北すえむら資料館主催「須恵器・陶邑の謎を探る」講演会の最終回講演がありました。          「須恵器の陶工はどこから来たのか」と題して、宮崎泰史氏(大阪府教育委員会)の講演です。

講演会場

 氏は泉北ニュータウン造成時の陶器窯跡群、その後の遺跡調査から出土した窯壁片・須恵器等の特徴から、朝鮮半島での須恵器窯の系譜を辿り、須恵器工人が何処から来たのかを明らかにしてゆきます。

講演会パンフ

高倉寺地区のTK73号・85号窯跡からの特殊なタタキ目で成形された甕(かめ)形土器、大野池地区のON231号窯跡からU字形の板状土製品が出土したという。これらは朝鮮半島の百済地域や栄山江流域で見られるとのこと。                  このことから須恵器の陶工は4世紀後半~5世紀初めに、朝鮮半島南西部から渡来してきたという。大蓮公園の森を見ながら古代の歴史に思いを馳せてみました。

直線文タタキ目(TK73号窯跡)

泉北N・T再生事業スタート!

2011年3月16日 水曜日

槙塚台自治会ニュースによると、NPOすまいるセンターが大阪市立大学等の協力をえて、①国土交通省のモデル事業「高齢者等居住安定化推進事業」や②堺市の「地域共生ステーション推進モデル事業」がニュータウンの再生にむけてスタートするという。 

泉北N・Tの風景(槙塚台)

①は槙塚台1丁府営住宅(空き4戸)を改修し「サポート付共同住宅」として運営されます。                       ②は「地域共生施設(レストラン・子ども広場・・)と「24時間支援センター」が、槙塚台商店街の空き店舗を改修して運営されるという。全国的にも注目された取り組みです。ニュータウンの再生と商店街の活性化が期待されます。

槙塚台自治会ニュース