泉北・地名あれこれ

2012年11月10日

●先月のことですが、地域の会館で「泉北・地名あれこれ」と題して講演会があった。講師の桧本多加三氏は、NHK「平清盛」ドラマを面白く解説しながら、地名にも平家の名がついていると語ってゆく。都落ちで南下し、大津川辺りで平忠行が木曽義仲の仲配下により討死。葬られた所が“忠行の丘”の塚と呼び、「忠岡」の地名がついたという。

 ●泉北NTの地名では、高倉台は行基が大修恵院を建立、これが高倉寺となり、地名となったという。茶山台は近世に茶畑があり秀吉ゆかりの“お茶山”伝説からつけられ、若松台は「若松荘」という荘園の一部であったことから地名となったとのこと。また槇塚台は「槇の木」が多く生えていたことから名付けられた。「巻きもの」を埋めた塚があったという説もあるという。                                            その他美木多・鉢ヶ峯、旧市街地の三国ヶ丘、百舌鳥などの地名の謂れが説明された。

高野街道・余禄

2012年11月3日

●高野街道の道端には、ちよっと新鮮なことや時代と共にさびれていた風景などが印象に残っています。河根地区の繁野集会所前・花壇にめずらしい「ホトトギスの花」が咲いていた。和歌山県の山間に自生している花だという。

ホトトギスの花

●桜茶屋手前の登り坂が続く街道脇に、野鳥の為にエサを置いている場所があった。群れを成したヤマガラが餌をついばんでいた。我々の集団に驚き、木々に隠れて様子をうかがっていた。(画像をクリックすれば拡大画面となります。ヤマガラは何羽でしょうか?)

ヤマガラの群れ

●観光ボランティアの人の話では地域の過疎化が進み、坂根小学校全生徒8名、来年新1年生1人であるという。坂根中学校は全生徒10人で、いずれ廃校になるにではと、心配していた。極楽橋に近い神谷地区には旧白藤小学校があった。数年前その役割を終え、校舎と小さな体育館が深い森の中にひっそりとしていた。

坂根小学校