‘イベント・催し物’ カテゴリーのアーカイブ

ドキュメンタリー・シアター

2011年8月28日 日曜日

27日(土)、ウエスティ(堺市西区鳳東町)で「堺市自殺対策フォーラム2011」がありました。会場は500名を越える人で満員でした。竹山修身市長は「堺市も自殺に歯止めをかける為、隣の人を思いやる社会、おせっかいな堺、いのちと暮らしを守るまちづくりをしてゆく・・」旨のあいさつがありました。                      そして、劇団ワンツーワークスによる「誰も見たことのない場所」という、日本初の「ドキュメンタリー・シアター」が始まりました。

ウエスティ(堺市立西文化会館)

ドキュメンタリー・シアター」はロンドンなどで生まれた手法からきているという。「自殺」をテーマに、自殺を試みた経験を持つ「サバイバー」、身近な人を失った「遺された者」、自殺に「振り回される者」、そして自殺対策に乗り出す「立ち上がる者」・・・等が登場します。それは劇団の人達が実際に、それぞれの方からの生の声を取材し、それを構成して演じられてゆきます。

公演パンフ(表面)

エピローグで、妹が「・・もう兄のこと問い詰めない。生きている時の兄を思いだせば、いつでも会えるから・・・」という言葉に、遺された者の心の整理がようやくやってきたのだと思いました。

公演パンフ(裏面)

認知症のシンポと講演

2011年8月13日 土曜日

先日、ビッグ・アイで「認知症の方を支えよう」シンポジュウムと講演がありました。「いいともネットさかい」の構成団体である阪南病院認知症疾患医療センターの西側充宏医師、認知症サポート医の前川たかし医師、南地域包括支援センターの川畑悦子主任介護支援専門員、そしてコーディネーターとして関西大学黒田研二教授らにより、現場での取り組みの報告や認知症の方へのサポート体制等について議論されました。

ビッグ・アイ

次いで、「認知症介護家族の講演」がありました。富岡廣志氏は妻の認知症を克服する為に、体操と金剛山登山を一緒になって実行しているという。介護理念として「明るく元気に生き生きと~有酸素運動で認知症を遅らせる」ことを心がけているとのこと。           会場内で夫婦によるバレーボールのトスやキャッチボール、屈伸運動等が行われ、その機敏性、柔軟性に驚きました。地域の徘徊高齢者SOSネットワーク、家族の会、地域社会との関わりの中で妻の介護をしていることが語られました。                     この富岡氏ご夫婦の記録がNHKヒューマンドキュメンタリーで8月25日(木)午後10時~10時45分に放映されるという。是非見たいと思います。

富岡氏の資料より