‘保存樹木’ カテゴリーのアーカイブ

上神谷周辺を歩く

2011年3月31日 木曜日

昨日、フォレストガーデンから上神谷方面へ、春の陽気に誘われて歩いてみました。市民菜園の休憩所から遊歩道を、展望台・わんぱく広場を抜けて富蔵地区へと向かいます。遊歩道の脇にコブシの花が咲いていました。 

コブシの花

 富蔵の段々畑の中腹に、こんもりとした森が見えます。集落への道を登ってゆくと、鳥居のある感應寺に着きました。境内の森の中に「モミの木」の大木がそびえていました。樹高18m・幹周り1.3mというりっぱ「堺指定保存樹木」でした。            当寺院は上神谷妙見山といい、江戸時代から能勢・星田妙見と共に、大阪の三大妙見山として信仰を集めたという。(案内板) 

モミの木(指定保存樹木)

さらに富蔵地区を抜けると上神谷の田畑の広がる一帯に出ます。また堺の「里山」といわれる畑・鉢ヶ峯の雑木林も見渡せます。

畑地区の里山

街道めぐり・堺を歩く(2)

2011年2月4日 金曜日

●「第2回愉快・爽快・空海ウォーク」で書き残した“街角の風景”を拾ってみました。西高野街道~長尾街道を歩いていると、「保存樹木」や「天然記念物」に指定された木々が目に付きました。南海高野線中百舌鳥駅近くにある「筒井家」の保存樹林の中にあるクスノキです。樹齢800~1000年と言われ、干ばつの時などには「雨乞いの祈り」をしたという。(西高野街道ガイドより) 

筒井家のクスノキ

●また、街道を市内へと進むと「百舌鳥八幡宮」があります。秋には「ふとん太鼓」が繰り出す祭が有名です。神殿前に大阪府指定天然記念物の「大楠」が大きく枝を広げて、他を圧倒していました。樹齢は約800年と言われています。

百舌鳥八幡宮の大楠

●仁徳陵の西側を廻り込み、「けやき通り」を北に進めると、歩道をふさぐように大きな幹の樹が見えます。太い鉄骨で養生されている「クロガネモチ」でした。大阪府指定天然記念物の看板には幹周り3.5 m、樹高6.8 mと記されています。樹勢が衰え、かろうじて保護されている姿は、この樹が「方違神社」の参道脇に育った年月を物語っているようでした。

けやき通りのクロガネモチ