‘保存樹木’ カテゴリーのアーカイブ

“古樹探訪ウォーク”に行く(2)

2010年12月2日 木曜日

片蔵地区を抜け、農道を上がりきると上神谷小学校近くに出ました。田園が広がっています。(参照:4月24日10月7日記事)

泉田中地区

その田園を下った泉田中地区に、西方寺池田邸があります。西方寺にはイヌマキ、池田邸ではクロガネモチが、それぞれの樹木の特徴を持っていました。(参照:7月25日記事)          西方寺ではイヌマキの実が地面にたくさん落ちていました。赤紫と緑色の2つの小さな実がくっついた実でした。野杁氏は「2つの内どちらが本当の実でしょうか?」と問いかけました。正解は緑色の方でした。

イヌマキの実

クロガネモチ

 

 

 

 

 

泉田中から丘陵地の田園地域の道を歩きます。遠くには金剛山・岩湧山などの山々が見渡されます。気持ちよいウォーキングを楽しみながら、終点の鉢が峯にある法道寺に着きました。      重厚な山門をくぐると正面に金堂、左に食堂(じきどう・鎌倉時代)・多宝塔(室町時代)など堂宇をなしています。食堂と多宝塔は国の重要文化財に指定されているとのこと。                境内の一角に保存樹木のイヌマキがありました。また指定をうけてないが、サルスベリの木があります。室町時代の頃の絵図にも描かれているサルスベリの木をうかがわせる古木であるという。  境内の景色を見終えるとき、もう正午前になっていました。

イヌマキ

食堂とサルスベリ

“古樹探訪ウォーク”に行く(1)

2010年11月30日 火曜日

11月27日(土)堺市緑化センターによる第25回「古樹探訪ウォーク」に行きました。今回は南区片蔵の青少年の家~桜井神社~中井邸~西方寺~池田邸~法道寺を巡ります。          出発して5分位で、桜井神社(参照:1月10日・10月5日記事)に着きました。“樹と森の案内人”野杁勝俊氏による保存樹木と桜井神社について、説明がありました。モミノキエノキヤマモモが保存樹木に指定されています。どの樹木も大木で他の木々(ムクロジ、イチョウ、クスノキ・・)と共に鎮守の森を形成していました。

 エノキ

  ムクロジ

 

 

 

次に5分位で中井邸に着きました。片蔵の集落の小高い丘の上にあります。屋敷の西側斜面の植え込みに、エノキクロガネモチが見えます。エノキは、枝が大きく切られちょっと無残な姿ですが、幹周りは大きく貫禄を保っていました。エノキは街道の一里塚としての目印となっていたと言う。   

 
 
 
 

左端:エノキ、右端:クロガネモチ