‘保存樹木’ カテゴリーのアーカイブ

高倉寺の保存樹林

2010年6月6日 日曜日

泉北高速鉄道・泉ヶ丘駅より歩10分位の所に高倉寺があります。深い森に囲まれて金堂、大日堂、宝積院などが配置されています。案内書によれば、行基の創建と言われ、天平年間(730)には七堂伽藍の造営と49ヵ寺の子院を持つ大寺院であったという。しかし、応仁の乱・永正の大地震(1510)・信長の焼き討ち等により、ことごとく失ってしまう。その後金堂を再建(天正15年)、明治の廃仏棄釈令により廃寺・上地のあと、現在の伽藍と山内になったとのこと。

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金堂の背後には、濃い緑の森「堺指定保存樹林」(0.55ha)が繁っています。コジイ・ヤマモモ・アラカシ・ヒノキ等で形成されています。静寂した境内では、小鳥のさえずりと木々の煌めきが心地よく感じられました。 (左写真:金堂、 右写真:ヒノキ・コジイ他)

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“古樹探訪ウォーク”(2)

2010年6月1日 火曜日

田守神社を後にして東に約15分歩くと、月洲神社(堺区南島町)に着いた。生国魂・住吉・水分大神を祀る三宝地区の氏神とのこと。小さな社殿の横には、保存樹木のクスノキイスノキ(保存樹木)に覆いかぶさる様に繁っていました。イスノキの葉にアブラムシの幼虫が寄生し、丸い小石状の硬い殻を作って成長するという、めずらしい形態について説明がありました。              (左:社殿、 右:イスノキ)

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大和川堤防を上流に向け進むと、大和川公園があります。(新しく整備・建設中、トイレ設備あり) 浅香山浄水場近くの堤防にはムクノキの大木が数本ありました。やがてJR浅香駅近くの浅香山稲荷神社に到着しました。「聖徳太子がこの地で香木が埋まっているとして掘ったところ『浅からぬ香り』と仰せられた」ことから、浅香山稲荷神社となったとのこと。保存樹木のクスノキムクノキが社殿を挟んで、青空に向け競い合っているようでした。今回はじめて参加し、古樹の特徴、言われ、歴史等の説明を聞きながら楽しいひと時を過ごしました。 (左:大和川堤防のムクノキ、右:浅香山稲荷神社 )

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