‘博物館・記念館’ カテゴリーのアーカイブ

大阪府立狭山池博物館に行く

2010年7月10日 土曜日

先日、「大阪府立狭山池博物館」(大阪狭山市)に行く機会がありました。2001年(平成13年)に完成して以来、一度は見に行きたいと思いながら、やっと行くことができました。整備された階段を上り、堤の上に上がりきると、水を湛えた「狭山池」が広がっています。

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狭山池博物館の入口(3F)のエレベーターから1Fに下りると、滝のカーテンになっている「水庭」に出ます。池からの水が、しぶきを上げて流れ落ちています。マイナスイオン効果か、涼しい風が吹き渡ってきます。安藤忠雄氏設計とのこと。その規模に圧倒されました。

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常設展示場では、堤の断面を移築した高さ15.4m、長さ62mの実物展示からスタートします。そのスケールの大きさに、また驚かされます。飛鳥時代の狭山池の誕生(616年)、行基の改修(731年)、重源の改修(1202年)、江戸時代~明治・大正・昭和の改修などを説明し、流域の治水・灌漑の技術と智恵の歴史を分かり易く展示しています。(写真左:博物館外観   右:狭山池石樋)

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鳥取県立博物館を観る

2010年6月26日 土曜日

同窓会の翌日、数十年ぶりに鳥取市に立ち寄ってみました。鳥取駅前周辺はすっかり変わっていました。ここに来たなら、やはり「鳥取砂丘」に行かないわけにはゆかないと、バスで20分位の砂丘へ行きました。当時と変わらぬ雄大な砂丘が広がっていました。

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その後、久松山の麓で鳥取城址内にある「鳥取県立博物館」を訪ねてみました。“片山楊谷と島田元旦の特別展”が開催されていた。共に江戸時代後期に独自の画風をつくり、鳥取との深いつながりをもってきたという。「大和絵や狩野派とは異なる新奇な画風で、因幡画檀の形成に寄与した」とのこと。(写真:鳥取県立博物館)

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常設展示では、地学生物、歴史民俗、美術の各展示室があります。特に歴史民俗展示室では、縄文~弥生時代の遺跡の出土品が数多く展示されていました。「青谷上寺地(あおやかみじち)遺跡」(青谷町)は弥生時代前半~古墳時代に「交易拠点の港湾集落」として栄えていたという。木製容器、海外からの鉄器、殺傷痕人骨、弥生人の脳など出土したとのこと。「妻木晩田(むきばんだ)遺跡」(淀江町、大仙町)は弥生時代後半(1~3世紀)の大規模な集落跡が発掘されたという。いつかはこれらの遺跡現地を訪れてみたいと思う。(写真:仁風閣 )

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