‘寺院’ カテゴリーのアーカイブ

西高野街道を歩く(1)

2012年4月2日 月曜日

●先日、西高野街道を歩いてみた。前回「おわり坂」(2011年4月6日記事参照)まで歩いたので、この交差点から河内長野駅まで約7kmの道程である。南海バス「帝塚山学院大学前」バス停下車、北側の「おわり坂」交差点の歩道橋から出発する。橋上からは西には急な「おわり坂」、東を望むと葛城山・金剛山の雄大な姿を見ることができる。

金剛山・葛城山を遠望

●狭山池に注ぐ西除川支流の三津屋川を渡り南へと進める。三津屋地蔵を過ぎ、田圃の残る住宅地を過ぎてゆく。約20分で茱萸木八幡宮に着く。「茱萸木」の地名は「佐志久美岡」が地名の由来といわれている。グミの木が多く生えていたという説もあるとのこと。(西高野街道パンフより)

街道の風景(三津屋地蔵付近)

●更に街道を進める。「玄昌法師地蔵」を過ぎ、街道沿いの町並みが途切れると、近畿大学病院が丘の上に見えてきた。

近大病院を望む

●程なく、十里石の石柱があった。まだ高野山まで40kmもある。天野橋を渡り河内長野市に入る。坂道の途中に「太神官常夜燈」「道標」が立っている。                                   さらに集落の中を登りきると「松林寺」の門柱がみえてきた。境内は小じんまりとした本堂・観音堂・不動堂を配置され、静かなたたずまいである。「カイズカイブキ」(河内長野市保護樹木)の大木がひときわ目を引いた。

天野橋を渡る

三徳山・ニ題

2012年3月29日 木曜日

●昨日、「三徳山を守る会」(鳥取県・三朝町役場内)の会報が届いた。NO12とNO13である。昨年の「三佛寺本堂修復落慶法要」の模様や「KEiKO*萬桂舞書奉納」の様子が記事となっていた。また三徳山周辺の「植生調査」の報告もありました。

修復された三佛寺本堂

●三徳川渓谷での植生調査(森本満喜夫氏)の記事では、花が葉の上にある「ハナイカダ」や「ミトクナデシコ」(県絶滅危惧種)、ヒメウツギ・・他の植物の名があります。                          三徳山「赤和瀬古道」の植生調査は、トチノキ、ミズメ、ブナ、ミズナラ、ハウチワカエデ・・の樹木やミヤマシグレ、チョウジギク(県絶滅危惧種)ホンシャクナゲ・・等々の草木の名が記載されていた。

ハナイカダ

●また、「なごみ」4月号((株)淡交社発行)には「日本建築集中講義第4回」として、藤森照信氏(建築家)・山口晃氏(画家)による記事が載っていた。「山の精霊が宿る人工装置、三佛寺投入堂」と題して両者の対談・紀行漫画等が書かれています。                    文殊堂、投入堂・・他を見た感激や文殊堂での眺望の様子が語られている。三佛寺住職米田良中氏が説明している写真もありました。

「なごみ」4月号:三仏寺投入堂の記事