●11月11日(木)大阪府立大学の構内の銀杏並木やケヤキ通りは、紅葉して赤や黄色のグラデーションが美しくなってきました。そんな木々に囲まれた白鷺Uホールで、いきいき堺市民大学の第5講義がありました。
●府立大学の「堺・南大阪地域学」講座との共通講座です。「世界の中の堺・日本における堺」と題して、角山(つのやま)榮先生(和歌山大学元学長)の講義を聴きました。 ■大航海時代の中の堺は国際貿易都市であり、日本の中心として見られていたという。「日本地図」(オルテリゥス/ティセラ)にはSAKAIが大きく描かれていること。ザビエルは日本銀を得ることが目的であったこと等。 ■堺は鉄砲の大量生産・供給では、世界最初の社会的分業システムを開発したと言う。 ■また堺は、「連歌」と「茶の湯」等で京都と並んで文化の中心であったこと。「茶を知らなかった西洋人」に「茶の湯」文化を伝えたという。
「16世紀の堺は、世界に向け日本文化を発信した第1号である」という角山先生の講義でした。堺が歴史の重要な位置を示していたことを改めて学びました。