2012年4月 のアーカイブ

沖縄の風景(1)

2012年4月21日 土曜日

●先日、沖縄へ行く機会があった。雲の中をくぐり抜けジェット機が那覇空港に着陸した。真夏の沖縄を想像していたのだが、曇り空の為か日差しは和らぎ、初夏の心地よさである。

守礼門

●さっそく、首里城にツァー客と共に見学する。首里城の創建は14世紀頃といわれ、「1406年尚巴志が琉球王国支配のための居城として以来、1879年最後の国王・尚泰が明治政府に明け渡すまで約500年間にわたり、政治・外交・文化の中心として栄華を誇った」という(パンフより)。首里城は世界遺産に登録されている。

首里城・正殿

●また、城は第2次世界大戦の末期の「沖縄戦」により、跡形もなく焼失されたという。戦後1,958年「守礼門」が復元され、日本本土復帰後に首里城(正殿ほか)も順次復元・再建されたとのこと。2000年には沖縄サミットも開催されている。

瑞泉門

●見学した先々での珍しい光景に出会ったことも旅での楽しみでもある。「ANA万座ビーチホテル」では海岸の樹に「イソヒヨドリ」の透き通った鳴き声と青い姿見ることが出来た。琉球村の沖縄芸能や亜熱帯の植物・シダ・ヤシの木。首里城公園には「アカギ」の巨木が繁っていた。

イソヒヨドリ

長居植物園・樹の巻

2012年4月14日 土曜日

大阪市立長居植物園には、“歴史の森”として第三紀植物群(200万年~6500万年前)、明石植物群(200万年前)、氷期・間氷期植物群(1万年~200万年前)や照葉樹林、二次林の各ゾーンに樹木が植生されていました。                                         「小池」の周りに「メタセコイヤ」の林があった。大氷河時代を生き抜き、“生きている化石”といわれているとのこと(パンフより)。もうすぐすれば新芽が出揃うことでしょう。

メタセコイヤの林

●間氷期の樹木ゾーンにはヤマモモ・オガタマノキ・イスノキやシキミ(一名ハナノキ、コウノキ)等、常緑樹の森となっていた。

シキミの花

●氷期の植物群として、温帯・亜熱帯の針葉樹である黒松・赤松・ヒノキ・ツガの林が大阪付近でも見られたという。

赤松の林

●更に、植物園内では大池、小池や渓流もあり、自然を再生するように森が形成されていた。大池には白鳥やシラサギ・カイツブリ等が羽根を休めている。「長居植物園ブログ」に、園内に飛んで来た野鳥たち(オオタカ・カワセミ・ホシハジロ・キンクロハジロ・・)の様子が載っています。                                       今度は新緑の頃、秋の紅葉の季節などにじっくりと散策したいものだと思いました。

シラサギとカメの群れ