桜井神社の“こおどり”

2010年10月5日

10月3日(日)の桜井神社では、「だんじり祭り」の宮入・宮出の後に、「上神谷のこおどり」の奉納がありました。「古くから鉢ヶ峯寺の国神社に伝わる神事芸能で、雨乞い・豊作祈願の踊りとして無形民俗文化財に指定されている」(南区広報)という。

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平らな笠をかぶり、簡素な黒の着物を着た男衆が、手に持った小さな太鼓を叩きながら、どこか哀愁をおびた唄にあわせて踊っています。輪の中心では赤と黒の天狗らが向き合って舞をしています。「こおどり」の中には、夏休みに練習をしたという小学生、中学生も加わって、伝統の踊りを引き継いでいるという。国宝の「割拝殿」の前で、素朴な踊りが繰りひろげられました。

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上神谷連合のだんじり祭り(2)

2010年10月4日

10月3日(日)桜井神社(1月10日記事参照)で上神谷連合のだんじり祭り2日目の宮入宮出がありました。午前9時前には桜井神社の前には地区の地車が宮入し、豊田泉田中の順に境内に宮入りしています。泉田中のだんじりが入口に入ると、前日のように派手な囃子にのって、地車と若い女衆の踊りが始まります。だんじりの屋根上からは、五穀豊穣の餅が振舞われました。

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次いで、片蔵の地車が宮入りします。同様に囃子にのって、クラッカーを打ち上げたり、だんじりの屋根から筒状の小物が振舞われます。観衆も手を上げ、受け取ろうとしています。その内の1本が大きく弧を描いて、私の目の前に迫ってきました。私はとっさに高く掲げた左手で、見事キャッチしていました。それは全くの偶然としか言いようがない出来事でした。白地に黒のハッピ模様と片蔵若頭印のある、りっぱな「ねじり鉢巻」にもなるタオルでした。思い出の品として、飾っておきたいと思った一日でした。

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