大鳥神社の古樹と歌碑

2010年8月14日

JR阪和線「鳳駅」より歩いて約5分の所に「大鳥神社」(堺市西区鳳北町)があります。大鳥居をくぐり、石畳の境内を進めると大鳥造の本殿に着きます。本殿を囲むように、さまざまな木々で深い緑の森を形作っています。「千種(ちぐさ)の森」と呼ばれている鎮守の森です。

 IMG_0802

その森の中に、オガタマノキクスノキイチョウエノキの「堺市指定保存樹木」があります。本殿の鳥居の左右に「オガタマノキ」の大木がどっしりと伸びていました。はじめて見る木でした。もくれん科の常緑高木で、早春に白色で小形の花が咲くという。又「クスノキ」、「イチョウ」の古樹も他に劣らぬ風格を醸し出していました。(写真:オガタマノキ)

 IMG_0805

本殿入口右手には、与謝野晶子の歌碑(作家・田辺聖子書)がありました。

 「 和泉なるわがうぶすなの大鳥の

       宮居の杉の青きひとむら     晶子歌 」

IMG_0799

泉北すえむら資料館で講演を聞く

2010年8月9日

8月8日(日)「堺市立泉北すえむら資料館」(南区・泉ヶ丘駅歩5分)(旧府立泉北考古資料館・2009年11月26日投稿)において「古市古墳群の終焉」と題して、現地で発掘調査・研究している河内一浩先生の講演がありました。

①「世界文化遺産」の「暫定一覧表記載」が決まり、一歩前進したこと。 ②古市古墳群は4世紀後半から6世紀中葉の約150年間に造営されたこと。中でも応神陵古墳の長さ420mを筆頭に200m以上が7基あり、合計127基で構成されているという。 (現存する古墳は44基に過ぎないとのこと) ③古墳の形状、埴輪の特色と区分、古墳時代後期の古市古墳群のこと等の説明がありました。

古市古墳群を見ていないので、ぜひ現地に行き「文化遺産」を確かめてみたと思いました。(写真:堺市立泉北すえむら資料館)

IMG_0795