●先月のことですが、地域の会館で「泉北・地名あれこれ」と題して講演会があった。講師の桧本多加三氏は、NHK「平清盛」ドラマを面白く解説しながら、地名にも平家の名がついていると語ってゆく。都落ちで南下し、大津川辺りで平忠行が木曽義仲の仲配下により討死。葬られた所が“忠行の丘”の塚と呼び、「忠岡」の地名がついたという。
●泉北NTの地名では、高倉台は行基が大修恵院を建立、これが高倉寺となり、地名となったという。茶山台は近世に茶畑があり秀吉ゆかりの“お茶山”伝説からつけられ、若松台は「若松荘」という荘園の一部であったことから地名となったとのこと。また槇塚台は「槇の木」が多く生えていたことから名付けられた。「巻きもの」を埋めた塚があったという説もあるという。 その他美木多・鉢ヶ峯、旧市街地の三国ヶ丘、百舌鳥などの地名の謂れが説明された。