●先日、大阪府立近つ飛鳥博物館(南河内郡河南町)を訪ねた。葛城山麓の小高い丘の雑木林の中にある。安藤忠雄氏設計による「古墳をイメージ」した石積みの屋根と「黄泉の世界」を表現した塔が興味を引き立ててくれる。
●館内は3つのゾーンに分けて展示されている。1ゾーンは「近つ飛鳥と国際交流」として大陸との交流を示す展示。誉田丸山古墳(羽曳野市)の金銅製鞍沓や「一須賀古墳群」から出土した金銅製沓などが展示ていた。2ゾーンでは三角縁神獣鏡(築金山古墳)、水鳥形埴輪(津堂城山古墳)・・等を見ることが出来る。
●博物館の背後の山には、「近つ飛鳥風土記の丘」として遊歩道が整備されている。登ってゆくと所々で「一須賀古墳群」の横穴式石室が保存されていた。