‘神社’ カテゴリーのアーカイブ

桜井神社の“こおどり”

2010年10月5日 火曜日

10月3日(日)の桜井神社では、「だんじり祭り」の宮入・宮出の後に、「上神谷のこおどり」の奉納がありました。「古くから鉢ヶ峯寺の国神社に伝わる神事芸能で、雨乞い・豊作祈願の踊りとして無形民俗文化財に指定されている」(南区広報)という。

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平らな笠をかぶり、簡素な黒の着物を着た男衆が、手に持った小さな太鼓を叩きながら、どこか哀愁をおびた唄にあわせて踊っています。輪の中心では赤と黒の天狗らが向き合って舞をしています。「こおどり」の中には、夏休みに練習をしたという小学生、中学生も加わって、伝統の踊りを引き継いでいるという。国宝の「割拝殿」の前で、素朴な踊りが繰りひろげられました。

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美多彌神社のシリブカガシ

2010年3月28日 日曜日

美多彌(みたみ)神社(南区鴨谷台)の大阪府指定の天然記念物「シリブカガシ」を見てきました。栂美木多駅と光明池駅の中間にある小高い山の上に、緑深い森に囲まれて神社があります。苔むした石鳥居と、かなり急な石段を登りきると拝殿があります。南北朝時代に楠木正成の守護神とされ、織田信長の雑賀衆制圧で近くの「放光寺」とともに焼かれたとのこと。その後、和田道讃により再建されたと言われています。

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中腹に、「シリブカガシ」、「クロガネモチ」、「タカノツメ」「クスノキ」等の木々が繁っていました。シリブカガシはドングリの尻が凹んでいることから名づけられたという。樹林を形成するのは稀で、東限に近いそうです。

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