2010年12月18日 のアーカイブ

いきいき大学市民大学近況(3)

2010年12月18日 土曜日

先週、府立大学の堺・南大阪地域学との共通講座が、白鷺Uホールでありました。関西大学大学院教授・宮本勝浩氏による「地域を支える堺の産業」と題した講義でした。府立大学名誉教授でもあり、また堺市政や産業に関しての提言もされているという。

宮本教授は、世界と日本の現状分析や堺市経済の課題を、各種統計をもとに話を進めてゆきます。そして「堺市の経済活性化策」として13項目を挙げる。私が印象に残ったことは、次の項目でした。

①堺市の先人の「ものづくり」の智恵を生かすこと。            鉄砲(橘屋又三郎)、包丁(梅枝七郎右衛門)、線香(小西行長の兄)、瓶詰めの酒(鳥井駒吉)、堺緞通(藤本庄左衛門)等々。

②堺市の経済活性化の鍵は「独創性」である。              ・サントリー鳥井信治郎の「面白い!やってみなはれ!」の精神。  ・吉本興業の経営戦略(消費者尊重の経営、実力主義、積極的経営方針・・・)。 ・独創的アイデアで消費者のニーズににあった新商品の開発。 ・シュンぺーターの理論の実践。

タマ駅長」「阪神優勝の経済効果」等の話を挟みながら、大変参考になる講義でした。

講義資料